旅行記2012

1年にたった1度、島が開くその日  予讃線津島ノ宮駅 後編

階段を登り、上から見おろしてみました。 続々とみんな橋を渡ってきます。 本殿では大勢がお参り中。 ふらふらしてたら同じ職場の人がいて驚きました。 適当にお参りして戻ります。 日が沈み、またムードが変わってきました。 岸に電灯がともって、それが水…

1年にたった1度、島が開くその日  予讃線津島ノ宮駅 前編

臨時駅。 常に利用できるわけではない駅というものがいくつかあります。 駅なのに、いつでも乗り降りできない。ちょっと不思議な存在。 そんな不思議な存在の中でも、 またひときわ面白い駅が香川県にありました。 予讃線、津島ノ宮駅。 1年の間で営業日数…

余計なオチの旅の終わり  九州満喫の旅 その18

JR側には熊本行きの列車がいました。 上手く接続とられてるんですね。 山を下り左手に消えていきます。 この外輪山の切れ目を下っていくわけですね。 こうやって見ると、本当にここだけ途切れているような感じで面白いです。 営業時間はすでに終了。 美人…

高森駅周辺  九州満喫の旅 その17

高森駅まで戻ってきました。 不思議な形の駅舎です。 転換時に建て替えられたくらいの雰囲気ですかね。 かつて使われていたのでしょう。 タブレットの機械。 キャリアーだけなら、自分のかつていた駅ではいまだに現役でした。 よっぽどの異常時でないと出番…

横断鉄路の夢の跡 高森湧水トンネル公園   九州満喫の旅 その16

駅舎内に高森湧水トンネル公園までの案内図がありました。 この「公園」が高森線・高千穂線をつなぎ、 九州横断鉄路を形成するはずだったトンネルなのです。 熊本-宮崎を結ぶ九州横断鉄路は軍事産業路線として計画され、 まず昭和3年にこの高森線が立野-…

傾いて終着駅へ  九州満喫の旅 その15

中松駅には不思議な形の駅舎が見えます。 ひし形…みたいな。 その珍しい形の駅にはまた珍しいことに蕎麦屋があるようです。 たまにある話ではありますが、無人駅で商売するってぇのはどうなんでしょうね。 アクセスは抜群ですが、そもそもの利用客数がね… た…

みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげん  九州満喫の旅 その14

立野を出るとすぐ鉄橋を渡ります。 こうして見るとさっぱりわかりませんが、 この立野橋梁、現在日本最長のトレッスル橋なのです。 現在、というのは2010年まではあの餘部橋梁が現役だったからですね。 高さはどんなもんなんでしょう。 今度トロッコ乗る…

カルデラの中へ  九州満喫の旅 その13

宮地行きに乗り込み、しばらくするとうとうとしてしまいました。 気が付けば車窓は山の中。 どの辺かな、と思っていたら間もなく立野、だそうで。 こないだ来た時もこの辺寝てたな… 立野駅の駅名板。 そう、看板に描かれている通り、 ここはもう阿蘇のカルデ…

三角線の車窓から  九州満喫の旅 その12

トンネルを抜け赤瀬駅に停車中。 こ、この雰囲気… とてつもないですね。 おそらくは開業時からのものであろうレンガ造りのトンネル。 それが徐々に新緑の中へ埋もれようとしているようで。 苔むしたウイングがもうたまんないですね! うーん、降りてみたかっ…

綺麗になった三角駅  九州満喫の旅 その11

三角駅は「A列車で行こう」の運転開始に伴って大幅にリニューアルされました。 以前の姿がなんだか思い出せません…w 過去の記事を見てみると、どうやら駅舎の写真撮ってないみたいです。 なんでだろ。 改札なんてもう、ここはどこだと。 以前キハ31で訪…

A列車で行こうの車窓から  九州満喫の旅 その10

車窓には熊本総合車両所。 九州新幹線全通に伴って、 川内からここに車両基地機能を移転したのだとか。 基地を過ぎ宇土駅に停まり、いよいよ列車は三角線へ。 左手に鹿児島本線が分かれていきます。 しばらく走ると車窓に海が開けます。右手に見えるは御輿来…

列車の中のバーカウンター  九州満喫の旅 その9

黒と金で統一された車体。 元はコストダウンを図って作られた車両なのに、 こうして見るとなかなかどうして高級感があるように見えるのが不思議です。 ステンレス車体にわざわざリベットを表現する意味はちょっと分かりませんけどw ただ塗り替えただけじゃ…

特急A列車で行こう  九州満喫の旅 その8

800系の車内。 中央部にも案内LEDが付いていますね。 車窓はトンネルだったり防音壁だったりで、ちょっとつまらないような気もします。 まぁ新幹線ってそんなもんですけども。 あ、上熊本駅。 熊本電鉄ももう一度見に行きたいなぁ。 あのトンネルを抜…

ちょっとだけ新幹線へ  九州満喫の旅 その7

門司港駅ホーム。 なんとステキなホームなのでしょう。 長くホームが続いているのもいいですよね。 かつての九州玄関口の風格はここにも健在です。 ホームなかばでかさ上げが終わっていました。 昔はあの向こうまでホームが必要だったんですね… 一度ちょっと…

門司港レトロ観光列車の旅 九州満喫の旅 その6

列車は左に曲がりトンネルへ。 トロッコのこの先頭とか前の方が見える感じ好きです。 トンネルに入ると天井に魚の絵が輝き始めました。 綺麗ですね。 どういう仕組みで光ってるんでしょう。 蛍光塗料にブラックライトなのかな。 トンネルを抜けると右手は海…

トロッコ列車潮風号  九州満喫の旅 その5

時間も近づき乗り場の準備が始まっています。 路線愛称変更のお知らせ。 「やまぎんレトロライン」の方が語呂がよかったなぁ… しかしまぁ、九州域内で営業を行っていたとはいえ、 門司側で「山口銀行」が名称権を得ていたというのはちょっぴり変な話な気もし…

旧型客車かんもん号 九州満喫の旅 その4

もう一つの中間駅、ノーフォーク広場。 北九州市と姉妹都市のアメリカバージニア州ノーフォーク市にちなんでつけられた名前だそうです。 関門橋ナイトビューがステキなのだとか。 さらに進むと線路はトンネルへ。 これがまた何とも不思議な雰囲気です。 両側…

北九州銀行レトロラインとサイクリングロードしおかぜの道 九州満喫の旅 その3

0哩(マイル)標識が改札正面から見えるところに建てられています。 ここ門司港は九州鉄道開業以来、関門トンネル開通まで九州の玄関口でした。 連絡船乗り場への通路跡も残っています。 100mほどトンネルが残っているとか。 補修・整備して公開してくれ…

USAを横目に  九州満喫の旅 その2

別府はそれなりに歴史ある高架駅なのでしょう。 案内看板や手洗い場の風情がたまりません。 温泉マーク入りの駅名板なんてもう。 こういうの大事にしてほしいですよね。 あと、地味なところだとホームから見えるこの表示にも時代を感じます。 今や投げ捨てる…

夜行フェリーに乗って   九州満喫の旅 その1

GWの最中。 ちょっとした休みを利用して九州に出かけてみることにしました。 降り立ったのは予讃線八幡浜駅。 九州に行くと言いながら、こんな時間にこんなところに。 そう、フェリーに乗るのです。 夜行フェリーも久しぶり。 何年か前に柳井-三津浜間の…

山下埠頭線と汽車道

4月。 横浜にやってきたのです。 関内駅がベイスターズ仕様になっていました。 発車メロディも熱き星たちよとなり、 最寄駅がこういう風になると気分盛り上がっていいですよね。 明日はいよいよ本拠地開幕戦。 天気予報は微妙なのですが。 そして翌日。 ラ…

海の見える駅から スルッと関西 専用線と廃線巡り その9

降り立ったのは山陽電鉄、滝の茶屋駅。 このあたりの区間、昔から気になってまして。 JR線で通過するたび、あの上って眺めいいんだろうなぁ、と。 架線とかいろいろ邪魔なんですが、 海沿いを走る電車っぽくていい感じです。 「監視カメラにいたずらされま…

元・日本一狭いホームと神戸市電の名残 スルッと関西 専用線と廃線巡り その8

廃線跡探索を終え、ちょっと昼食をとった後、 阪神春日野道駅へ。 かつては日本一ホームが狭いだとか危険だとか言われたこの駅。 現在も新ホームからかつてのホームを見ることが出来ます。 ただまぁ、一見してホームとは思えないのがすごいところですね。 え…

神戸臨港線跡遊歩道その3 スルッと関西 専用線と廃線巡り その7

国道2号線を越える橋も見事遊歩道として生まれ変わっています。 架線柱が残っているのが嬉しいですね。 こうして外から見ると、現役線にも見えますね。 知らない人が見たら、普通に線路の下をくぐったと思えるような光景です。 現役時代はどんな光景だった…

神戸臨港線跡遊歩道その2 スルッと関西 専用線と廃線巡り その6

ずいぶんと間が開いてしまった… 路盤がそのまま残っているのかと思わせるようなスペースも見えます。 ところどころ道路との接続部も付けられていますね。 生活には便利ですよね。 今まで線路跡で分断されちゃってたわけだから。 これは…現役の橋梁のまま、で…

神戸臨港線跡遊歩道 スルッと関西 専用線と廃線巡り その5

歩いてJR灘駅前へ。 かつての駅舎をモチーフにしたとか。 結局保存とかそういう話は実現することなく解体されたんですね… とりあえず駅はスルーしてその南側へ。 かなーり写真がアレですが。 ちょうど写っている範囲が東灘信号場の西端ぎりぎりあたりにな…

阪急上筒井支線跡  スルッと関西 専用線と廃線巡り その4

梅田から阪急に乗り換え、王子公園駅へ向かいます。 駅に到着直前。 車窓右手に引き込み線が見えています。 さほど長さのあるものでもありません。 ここが次の目的地のはじまり。 かつて阪急が神戸-大阪間の路線を開業させるにあたって、 神戸市は三ノ宮へ…

跳開橋とレンガ造りの旧発電所 スルッと関西 専用線と廃線巡り その3

橋の名は東高洲橋。 1966年完成の跳開橋です。 片側1車線のさほど大きいとは言えない橋ながら、 それを持ち上げるとなるとやはり大きな労力が必要なようで、橋の上にはごっつい骨組みが。 この無骨加減が何とも魅力的ですねぇ… 開いてるところに車が入…

尼崎の専用線 後編 スルッと関西専用線と廃線めぐり その2

目の前には押しボタン信号のボタンを改造したようなもの。 ちょうど軌道が道路に出るところにあります。 その上のボタンと組み合わせて信号を制御するんでしょうね。 なぜか同じものが後ろのフェンスの向こうに… と思ったら。 おぉ、途切れた軌道が残ってる…

尼崎の専用線・前編 スルッと関西 専用線と廃線巡り その1

3月末。 そろそろ以前に買った、 スルッと関西2DAYチケットの期限が切れてしまう、ということで。 のんびりながらお出かけすることにしました。 しかしダブルナンバリングのタイトルって何ともセンスないですね… もうちょっとマシなタイトルつけられれ…