尼崎の専用線・前編 スルッと関西 専用線と廃線巡り その1

3月末。
そろそろ以前に買った、
スルッと関西2DAYチケットの期限が切れてしまう、ということで。
のんびりながらお出かけすることにしました。

しかしダブルナンバリングのタイトルって何ともセンスないですね…
もうちょっとマシなタイトルつけられれば良かったんですが。

旅の始まりは山陽電鉄舞子公園駅。
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こんな駅名板、前には無かったような…

駅の見所が分かりやすくていいですね。
これだけ大きいと、目的の駅に向かう途中、ふと目について…なんてこともありそうで。

まぁそれにしちゃずいぶん端の方に作ったもんだな、とは思います。


でも看板近くからは橋がよく見えますね。
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世界最長のつり橋、明石海峡大橋

パールブリッジの愛称はどこまで浸透しているのでしょう。

さぁ、直通特急阪神梅田行きへ乗り込みます。
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ヘッドマーク平清盛
大河ドラマに合わせた宣伝展開ですね。

残念ながらドラマの方は…らしいですが。


下車したのは阪神尼崎駅。
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この駅の南に住友金属工業(旅行当時。現在は新日鉄住金ですかね。)の工場がありまして。

そこでは現在も構内に専用鉄道が走っているんですが、
それが一部公道を横切る区間があるのです。

構内の専用鉄道と言えば、まるで外から見えないのがお約束。
というか外に出す意味がありませんからね。くろがね線みたいなのもあるにはありますけども。

それが正々堂々見られるだなんて、なんとステキな。

そしてこの鉄道、軌間は762mm。
そう、現役のナローゲージなのです。

気楽に見に行けるナローゲージって言ったら、
今や近鉄内部・八王子線三岐鉄道北勢線、季節運行の黒部峡谷鉄道くらいのもんです。

内部・八王子線には廃止報道もありましたしね…


まぁ、とにかく見られることが貴重なものなのです。

こっちかな~、と適当に向かっていたところ、道路にこんな看板。
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跳ね橋…

現役の跳ね橋があるということですね。
なんと。

これはナローゲージ見物が終わったら行かねばならんでしょうね。


なんて言ってる間に着きました。
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近かったな。

ステキです。
道路の真ん中をヘロヘロっとした軌道が横切っています。

ちょっと離れてみたら軌道と分からないほど。

軌道は工場内へと続いています。
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おぉ、しかも覗いた先には何やら貨車らしきものもいるではありませんか。

機回し線みたいになってるんですかね。
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左手にはダルマ転轍機も見えます。
レールの幅が狭いので、やたらデカい転轍機に見えておかしいw

しばらく見ていたら。
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機関車出てきましたよ!

おぉ~、ナローの機関車って初めて見ます。
黒部行ったことないもんで。

これは!連結ですね!連結してますね!
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棒連結器ってやつでしょうか。
う~ん、何から何まで新鮮だ。

そして連結して!


む、向こうに行ってしまった…
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ワクワクして待っていたのでちょっとズッコケました。

あの位置でつないだもんだからてっきり引っ張ってくるのかと。

そもそも言えば隣の線で連結して動かすのがビックリなんですが、
あそこから押しちゃうのがさらにビックリでした。

いやぁ、楽しいです。


ひとまず、ちょっと落ち着いて回り見てみましょうか。


つづく