先日長良川鉄道の乗りつぶしを終え、
国内のJR、私鉄線について全線完乗となりました。
長らくなーんも書いてなかったブログではあるけど、
ま、せっかくの節目だし記録くらいはと。
いや長かったしかし。
乗り鉄趣味をしていく上でいつか達成するもんだと思ってはいたけれども。
正直もっと早くに達成できると思ってて。
長良川鉄道を残すのみ、となったのももう4年くらい前。
何をダラダラしとったんかというか。
そもそも最終盤の残しが名鉄、近鉄、長良川鉄道だったのだから、
どっちかついでに乗るなり、ナゴドに野球見に行くついでに乗るなり出来たやろ、と。
いやまぁ、誰かと何かを競ってるわけでもないただの自己満足に早いとか遅いとか本質的にどうでもいいんだけど。
まぁ引っ張ってたのは大きく3つ理由があって。
◯越美北線〜越美南線の連絡がやりたかった
◯観光列車「ながら」に乗りたかった
◯ついでに名鉄の廃線跡も巡りたかった
これを全部クリアしようとすると、
当然真夏はダメ、冬季もダメ、
ある程度早いうちから連休で予定を確定させる必要がある、
と、なかなかハードルが高かったんですね。
しかし近年になって長良川鉄道にも末端部存廃問題が湧き上がり、
あんまりのんびりしてる場合でもねぇな、と。
それに、いい加減なんか頭の片隅に心残り置き続けるのももういいかな、とも。
とりあえず何が一番したいか、から考えて
越美北線から越美南線への連絡を最優先事項として、
今回の旅程を組むことになりました。
スタート地点はJR越美北線、九頭竜湖駅。

ここから長良川鉄道北濃駅を目指して行きます。
そもそも長良川鉄道は国鉄越美南線を第三セクター転換した路線。
北陸地方(越前)と東海地方(美濃)の連絡を目指し越美線として計画されるも、
両線が鉄道で結ばれることはなく現在に至ります。
工事が完成しなかった九頭竜湖から北濃までの間は約30キロほど。
歩くのが不可能とまでは言わないけど、現実的ではなく。
そこで折りたたみ自転車輪行で勾配の緩い福井側から入り突破する計画としました。
さてスタート早々ではあるけれど、
計画は結果として大誤算に終わります。
しばらく気持ちよく走り始めたところで、
目にしたくない看板が目に入りました。
「土砂崩れ通行止め この先岐阜県側へ通り抜けはできません」
そう、走行予定であった岐阜・福井県道127号線は県境区間で通行止め。
このルートが越美線の計画区間に近いということでここを走りに来た、はずが。
何をしにきたのか…
九頭竜湖駅に引き返して、またの機会にしようかなぁ、とも思ったものの
まぁせっかく来たし、ということでルートを変更、九頭竜湖沿いを走り、美濃白鳥付近に抜けるルートへ。
後に調べたところによると、
実はこちらのルートも検討には入っていたとか。
また20年以上前に廃止になった国鉄・JRバスのルートはこちらだったとか。
まぁ…ほなええか…?
そこまで厳しい登り坂ではないながらも、
折りたたみ自転車ではイマイチスピードは乗らず。
クロスバイク持ってくりゃ良かったかなあ、とも思ったけど、
デカいし重いし分解・組み立てが面倒くさいし。
乗り継ぎが多い輪行だとついつい小さい折りたたみを持ってきがち。
走破性が全然違うんですけどね。
途中大きな変化があるでもないので、
特に写真撮ることもなくひたすら走り抜け。

おおよそ2時間程度走ってようやく県境のトンネルへ。

ここを抜ければ岐阜県、後は下るだけ!と思ったが
ここからが怖い怖い。
天空の高台から一気に地上へと急降下。
ある程度はグネグネして勾配は緩和しようという努力は見えるも、
グングン加速していく自転車に必死でブレーキ操作を駆使。
一生懸命稼いだ位置エネルギーを純粋に下り加速に使わず
ブレーキというカタチで発散させるのはあまりにも悲しいのだけど、
ブレーキかけないとマジで死んじゃう。
峠を降りるとそこは美濃白鳥付近。
もう少し早く走っていれば、北濃から上手く列車に乗れるという惜しい時間でした。
九頭竜湖で買い物したり別ルートに向かって走ったりした時間がなければ、か。
まぁ、ここで乗れなきゃどうにもならない、という計画では無かったので。
ゆるゆる北濃まで走る間に見かけた踏切はなんと第3種。

警報機のみが設置され、遮断機の無いもの。
警報機、遮断機完備の第1種、
バッテンだけ立ってる第4種はよく見るけど、
第3種見たのは初めてだなぁ。
知識として知ってはいたけど、実際にあるんだなぁ。
北濃駅到着も、列車の到着までは1時間以上。

なかなか暇な時間だけど、ローカル線巡りってまぁこんなもん。
この先が、九頭竜湖に繋がっていたかもしれないんだなぁ。

ルートは違うとはいえ、走り抜けるとなかなか感慨深いものが。
構内には転車台が保存されています。

越美北線は鉄建公団による建設区間もあるなど比較的新しい線なんですが、
越美南線は昭和初期にはここまで来てて、かなり古い路線なんですよね。
そらまぁ蒸気機関車の運転もあるわな、と思いながら説明文を読んだら、
「レールバスの方向転換にも使用していました」の文字。
…何で?
両運転台のレールバスを転換する意味とは…?
ようやくやってきた列車は、なんと今回の計画では諦めていた観光列車ながらの車両。

他の車両と違いボックス席がないタイプではあるけど、
乗れると思ってなかったところにこれは嬉しい。
まぁ嬉しかったのは乗り込むまででしたが。

座り心地の悪い座席のハイバック部分で窓を一部塞ぐというとんでもない発想。
割と乗車体験としては残念な部類でした。
とりあえず終点美濃太田まで。

いい運動にもなったし、盲腸線をただ往復するという面白くない乗車をせずに済んだというのも良かったかな、とは。
さて未成区間も含めて越美線を乗り通した訳ですが。
未成区間については国境越えなので当たり前ですが
恐らく開業しても乗降はなかなか望めないだろうなぁ、という風景でした。
ただまぁ、目的としては東海と北陸を結ぶ路線というところが本懐であって、
過疎区間だけ取り上げて「需要がない」と言い立てるのもそれはそれでおかしいと思うんですよね。
例えば東海道本線の米原〜大垣間とかって
純粋にこの区間だけを利用する部分だけで見たらどうなの?とかなりません?
でもここ過疎区間だから要らなくね?とかいいだしたらやべーでしょ。
細切れにしていくとどこかで言い訳が立たなくなる区間は出るもんだし、県境区間は当然そうなるし、
地形も険しいので建設が後回しになって残りがち、というのは
もう公共交通をやってくならしゃーない部分になるのよ。
実際のところ通貨需要という意味では、
ほぼ集落もないルートにも関わらず、
それなりに通行量は多く感じました。
中部縦貫道の工事が今まさに行われている、というところが一番大きい理由だとは思いますが。
ただまぁここに高規格自動車道が通るというのはこのルートに対して需要があるということに他ならない訳で。
要らない路線か、という問いは
まぁ否定の意見があってもいいのかなと。
さて実際のところ様々な困難を乗り越え、
この路線が完成した未来があったとしたら?
果たしてどうなっていたか。
私見としては、まぁそれなりに利用あるやろ、という考えはあります。
ただまぁ、開業年次によるところありますよね。
前述したように越美南線区間が割と古い路線であることから、
ぶっちゃけ線形があんまり良くない。
北線区間にしたって、公団線以外は大したことないし。
全通したとて、走行に時間がかかり過ぎてはね。
早々に全線開業が叶っていれば、
名古屋、岐阜から福井、金沢あたりを結ぶ急行はまずまず走っていたかなと思うんですよ。
逆に言うと、早々に全線開業していないと、
史実で言うところのタイミングより早くないと結構厳しいのかなー、と。
建設が中止になりませんでした、程度のタイミングだと、
優等列車が走るかどうか。
特急しらさぎがこちらに来るかも微妙な気はします。
でもあまり早々に開業させると、
良くない線形で対抗機関の高速化と戦えないうえに土砂災害で廃線、って未来も見えますよね。
石徹白経由の有力ルートは前述の通り今回土砂崩れで走行不能。
今回実走した検討ルートについても、実は道中土砂崩れが発生し、迂回橋にて暫定開通した箇所がありました。
険しい地形を行く以上、災害との戦いは避けられないんだよねぇ。
しかし敢えて夢を見るなら、
土砂崩れから復旧の際に新ルートを引き、
高速化を経て特急が行き来するメインルートに、という妄想も、それはそれであり得る未来だったかも、とは。
ちゃんと作れば需要あったやろなー、くらいが結論なのかな。
そんなもんある程度の鉄道路線はそうやろ、というところはありますけど。
まぁ純粋な需要どうこうもあるけど、
割とタイミング次第なとこありますよね、
鉄道路線って。
このタイミングまでに通しておかないと、市街化して用地が高騰して採算取れない、とか
ここでガチッと路線を作らないと遅すぎて勝てない、とか
この時代までに通しとかないと後々環境面で引っかかる、なんてのもあるなw
で、とりあえずこれでJR線、私鉄線共に完乗となりました。
完乗の基準はどこに置くかという議論も当然あるかとは思いますけども。
まぁ乗りつぶしオンライン基準でいいんかなー、と緩く考えているところです。
あんまり厳しくしてもね。
とはいえ乗りつぶしオンライン上だと自分の記録は確か99パーセントちょい。
北陸近辺の三セクと阿佐海岸のDMV転換に伴う移管区間に記録上未乗はあります。
いずれも移管前のJR線時代には乗っているので、データ登録はしないまま、気持ち的に乗ったカウントにしています。
今後乗りに行くことが無くはないけど、まぁ積極的には行かないかな。
まぁ、乗りつぶしオンラインに収録されていなくとも、
鉄道と呼んで差し支えのないものはいくつかあります。
碓氷峠のトロッコとか、明治村の列車とか。
そんなとこに未乗が残ってる部分もあるので、
全線完乗したのでもう乗り鉄しません、ってことはまだまだないのかな、と。
どこまでが鉄道なのか、ってのは難しいとこありますよね。
個人的にはトロリーバスとか何が鉄道やねん、と思ってました。もう無いけど。
鉄道事業法が適用されるから鉄道だ、って理屈はあるけど、
それ言い出したらその鉄道事業法の中に索道事業が定められとるやろがい、って話で。
ロープウェイはまぁまぁまだ見てもいいけど、
さすがにスキー場のゴンドラ、リフトまで乗りつぶしの対象にはしたくないでしょ。
まぁ完乗と言っても「今のところ」というのが正しいところ。
今後新線開業もまだまだあるしね。
楽しみは続くのかなと思っています。





































