元・日本一狭いホームと神戸市電の名残 スルッと関西 専用線と廃線巡り その8

廃線跡探索を終え、ちょっと昼食をとった後、
阪神春日野道駅へ。
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かつては日本一ホームが狭いだとか危険だとか言われたこの駅。
現在も新ホームからかつてのホームを見ることが出来ます。

ただまぁ、一見してホームとは思えないのがすごいところですね。
え?あれはただの柱の土台とかでしょ?ってレベル。

旧ホームの幅はわずか2.6m。
何がおかしいって、そこに到着する列車の全幅が2.8mあるんですよねw

電車より狭いホームってすごい話です。
それも両サイドを線路に挟まれ、あまつさえ通過列車まで走るんですからw

向かいのホームに到着する列車を見つつ、かつての情景を想像してみたり。
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旧ホームの頃に一度来ておきたかったなぁ

新ホームも列車の営業を続けながらトンネルを掘り広げるという豪快な建築方。
とても面白い駅なのです。


高速神戸で乗り換え、大開で下車。
南に向かってJR兵庫駅へ。
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パッと見るとまぁなんてことない駅の入り口部というか。

しかし写真中央ちょっと左。

この電柱が、なんと神戸市電の架線柱だというのです。
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言われてみれば…ちょっと先端部が特徴的なような…
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いつごろからのものなんでしょう。

神戸市電区間としては春日野-兵庫駅前間が明治43年に開業しており、
この付近は、おそらくはその区間に含まれるのではないかと思うのですが。

神戸市電どころか、その前身の神戸電気鉄道時代の遺物、なんて可能性も…?
なんだかちょっと夢のある話ですよね。


しかしここって昔一度歩いたことがあるんですが、全然気が付きやしませんでした。
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こうして見ると風景に溶け込んでわかんねえな。


末永く残っていってくれるといいですね。
欲を言えば、市が何かしら記念のプレートなりなんなりつけてくれれば言うことないんですけど。
ただの柱が建っているだけ、って現状はちょっと寂しいかな。


そして大開駅に戻り、山陽電車に乗り込むのです。
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もうなんか帰ろうかな。
そう思っていたところでしたが。
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海の見える高台の駅へ、ちょっと降りてみることにしました。











つづく