余計なオチの旅の終わり  九州満喫の旅 その18

JR側には熊本行きの列車がいました。
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上手く接続とられてるんですね。

山を下り左手に消えていきます。
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この外輪山の切れ目を下っていくわけですね。
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こうやって見ると、本当にここだけ途切れているような感じで面白いです。

営業時間はすでに終了。
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美人の駅員さんは帰宅済みでした。

うーん。残念ですね!


月が綺麗にのぼっています。
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いい景色。

待ち時間はちょっと長いけど、なかなかこれもいいもんですね。
これぞローカル線の旅の醍醐味の一つといいますか。

カーブの向こうに、上ってくるヘッドライトが見えました。
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木製電柱がステキです。

豊後竹田行きの到着です。
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スイッチバックを通過し、進行方向を変えさらに高度を上げていきます。
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車の列がみるみる下に。

線路も道路もあそこを抜けていくんだなぁ。


思っていたよりかなり早い時間で宮地駅に到着。
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あれ?時刻表読み間違えた?と思ったら。

「発車まで27分間止まります」なんてズッコケそうな放送が。

まぁ、夕食を入手し損ね、
どうしようか悩んでいたところでしたので、逆にありがたくもありますが。


明るい時間に来れてたらいい駅舎だったんでしょうね。
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ちょっと遅すぎたな。


デコポンとカバンはそのままに、貴重品だけ持って駅から離れます。
ちょっと普通ならあり得ない行動ですねw

駅近くのローソンで買い込んで戻ってきました。


宮地を出ると列車は長い長いトンネルを抜けていきます。
そう、阿蘇の外輪山を抜けていくのです。


もし高森トンネルが貫通していたら、こんな感じだったんでしょうか。


豊後竹田で乗り換え。
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キハ40形なんかの方が、ローカル線って感じがしていいのはいいんですが、
まぁ、それはそれとして転換クロスシートは快適でステキだと思うのです。

さらに大分で乗り換え。
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別府大学駅まで乗車し、そこから別府港へ。


フェリーに乗って長い長い一日が終わりました…



と、平和に締められれば良かったのですが。
ここでまさかの大・誤算。

フェリーの時刻表を読み間違えていたのです。
そろそろ時間のはずなのに、フェリーターミナルには全く人影がありません。

それもそのはず。
自分が向かうべきは別府港でなく、臼杵港だったのです。
同じ宇和島運輸フェリー。同じ八幡浜港への航路。

しかし発地が違えば大違いです…

こうなってしまっては完全にお手上げ。
結局フェリーターミナルのベンチで夜を過ごし、
翌朝一番の便で帰路に着いたのでした。


翌日も休みで本当によかったです。
さすがに夜行フェリー2連泊後仕事をする行程を組むほど無謀ではなくて助かりました…




とりあえず最後に無駄にオチをつけてしまいましたが。
まぁ、始発から終電まで乗り倒す、実に充実した一日でした。

門司の観光トロッコ三角線特急「A列車で行こう」、南阿蘇鉄道と。
行きたかったところをしっかり押さえた行程。どこも本当に魅力的で、とても楽しかったです。

また九州来ないとなぁ、と思わずにはいられない旅でした。
せっかく素敵な切符があるんだし。長崎や鹿児島、宮崎なんかも行かなくちゃ。

きっぷの名前をとって九州満喫の旅、なんてタイトルでやりましたけど、
まだまだ九州の一部を巡ったにすぎませんものね。

もっともっと見たいものがありますよ!
と、実に満足な気分でこの旅は終わったのですが。



…この後、引っ越しや転勤と思わぬ予定が立て続け。
3回分のうち一度を使っただけで、
無情にも、3か月の有効期間は過ぎ去ってしまったのでした。


…また余裕ができたら、今度こそ3回分のリベンジをしたいです。


ちなみに途中で通った外輪山を抜けていくトンネル。

この旅の2か月後、九州北部を中心に豪雨が襲いました。
築堤崩壊や土砂崩れ、挙句はトンネルのレールがすべて土砂と共に流しだされてしまう等、
豊肥本線も甚大な被害を受けてしまいました。

25年8月の復旧をめざし、今も作業は続いているそうです。
頑張ってほしいですね…。


次回、日本一営業時間の短い駅へ。