城門の如し  2度目の峠越えその4

第六隧道を出たところには、小さなアーチ橋がかかります。
イメージ 1
碓氷第四橋梁。
煉瓦アーチにコンクリート補強がなされています。

第四橋梁を渡ると切り通しになっています。
イメージ 2
結構深く切り込んだ感じ。

短めの隧道にするほどではなかったのかな。

切り通しの先には第七隧道。
イメージ 3
こちらの坑口はレンガ積みですね。
石とレンガの選択は何か基準があるんでしょうかね。

第七隧道手前には道路まで降りていける感じの階段が設置されています。
イメージ 4


ここを降りていくと第五橋梁の観察がとても便利です。
イメージ 5
こちらはコンクリートでなく煉瓦巻での補強になっていますね。

径間が大きいこともあり、重厚なイメージを受けます。

第七隧道軽井沢方の坑口。
イメージ 6
ここまでの隧道とは打って変わって、シンプルですね。
つるーん、としている…

向こうに見える第八隧道横川方も似たような感じの様子。
イメージ 7
並行する道路からは見えない位置なので、
装飾はしなかったということなんでしょうか。

第八隧道と第九隧道の間には第六橋梁がかかります。
イメージ 8
長い側壁がどっしりとした印象を与え、
補強のなされていない華奢なアーチとのギャップが何ともたまりません。

美しい。
重厚な城門かのようですねぇ。

第三橋梁とこの第六橋梁はここの煉瓦遺構のツートップですねぇ。

橋梁を越え第九隧道を抜けると、またすぐ向こうに次の第十隧道が見えています。
イメージ 9
険しい山中、次々に穴掘ってひとつひとつ煉瓦を積んで…
どれほどの苦労があったのだろうかと。

第九隧道出てすぐのところに小さな煉瓦アーチが残っています。
イメージ 10
第11カルバート。アーチ径間のサイズが小さいものは橋梁ではなくカルバートに分類されているとか。

第十隧道を抜ければもうアプトの道もクライマックスです。
イメージ 11




つづく