廃線跡は草の向こうに 2度目の峠越えその6

熊ノ平を後にし、少し上るとトンネルが見えてきます。
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保線用通路に転用された引き上げ線のトンネル。
これ、建設当初から貫通してたんですかね。

複線化に合わせて改修された時の銘鈑はあるのですが。
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2月に着手して8月竣工って半年か。
早いなぁ。

道路の位置自体は多少変わっているのかとは思いますが、
引き上げ線として使用されてた頃ってどんな風景だったんでしょうね。


すぐ横には新線の廃線跡が見えています。
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新線も遊歩道になればいいのになぁ。

まぁでも遊歩道の名称どうするんだという感はありますが。
アプトじゃないからなぁ。

しばらくは道路との高度差もそんなにないので、
何度かカーブを曲がると向こうに廃線跡のケーブルとか見える、って場面は続きます。
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これ非電化路線だったらしんどかったろうな。
廃線跡探索してる感が無いもんな。

熊ノ平からは旧線は改修されているので、
煉瓦建造物が全然残っていません。
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あまりテンションが上がってこない。

廃線跡の残存状況としては一級品ですけどね。
廃止後20年で何もかもが残ってるってのは。

ただまぁ、ここまでの区間が贅沢すぎたわな。


奥に見える上り線はコンクリートアーチ。
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下り線と様式が違うのは不思議ですね。

両方ともアーチの場合もありますし。
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草木生い茂っていて写真撮った本人にしか両方のアーチが認識できないような画像ですが。


やっぱ廃線探索するなら冬なんだろうな…
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あまりテンションは上がらず、かつ交通量がそこそこある歩道のない道を歩くという、
なかなかの苦行感。

それでも旧線遺構がドンと現れるとテンションは上がりますね。
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碓氷第16隧道、軽井沢方坑口です。

基本的に新線に改修された旧線ですが、一部には放棄された区間もありました。
碓氷第16隧道、次の第17隧道と、第18隧道手前まで。

第16隧道横川方は新線坑口の横で閉塞しており、
その姿は合法的に一般人が伺う手段はありません。

一度は全線廃線跡歩いてみたいんですけどねぇ…
吊架線窃盗事件もあったし、なかなかね…

いっそもう安中市の職員にでもなるしかないのかしら。

こちらが第17隧道軽井沢方坑口。
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さすがに草がスゴイ。


この先には煉瓦造りのアーチ橋がもう一つ残っているんですが、
草が茂りすぎてて写真が撮れないという…
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この時期はしんどいな。

このあたりまで来ると、
なかなか見に来る人もいないだろうし保守管理も大変だろうな…

この後はカーブの間際から少し路線が見えたりはしますが、
なかなか写真に撮るのも難しいためそのまま歩き続け。


なんとかかんとか、峠を越えました。
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いやー、しんどい。


まぁでも、しんどい思いしただけのものは見れたかな、とは思います。
もうちょっと草が少ない時期ならもっとよかったけども。



これが結局もう4年以上前ですか。
東京いるうちに、もう一度峠越えしときたいな。
草が、ってのもあるけど、写真もなぁ。

カメラの使い方がまるでなってないなぁ、って。

この冬、かなぁ…



次回、まだ2013年の旅行が続きます。
ことでん