E2系の碓氷峠越え (碓氷峠と新幹線 その3)

横川から歩いて2時間。ようやく北陸新幹線・霧積川橋梁下に到着しました。
イメージ 1



1893年からアプト式旧線、粘着運転の新線と姿を変え1997年まで続いた峠の鉄路。
今の主役はこの北陸新幹線です。


碓氷線廃線の主因ということもあって、
(他の人はどうか知りませんが)自分はこの路線にあまりいい印象がありません。
多分よほどのことがない限り碓氷峠区間(軽井沢~安中榛名)は乗らないと思います。


それでもなんというか、一度は来ておきたい場所でもあったんです。
自分でもなんだかよく分かりませんが。

とりあえず時刻表と現在時刻をチェック。
ケータイ見ると圏外でした。
イメージ 2
なんかあったら(熊に襲われるとか)ここでひっそりと死ぬしかないのか…
う~ん、気軽に来たけど覚悟のいる場所だったんだなw


E2系「あさま」が通過。
イメージ 3
ちょっと音がしたかと思うとあっという間。
なんというか、今さら何を言うのかとも思うんですが、
やっぱり今の碓氷峠の主役はこの列車なんだ、ということをしみじみ感じました…


橋梁やトンネルは当時の最新技術を結集して作られているらしいです。
イメージ 4
もう10年になるんですね…

大きくルート変更をした新幹線にも最大30‰の連続勾配があったり、
それを越えるための特別装備があったりと一応こちらも「峠越え」の路線ではあるんですが、
どうも自分はこの路線が好きにはなれないのです。

「碓氷線」の後継っていう目では見れないんですよね。


とか何とかいいながら楽しげに写真撮ったりしとるわけですがw
イメージ 5
逆光でシルエットっぽくなったりしないかな、と思いながら反対側へ来てみました。
実際カメラ構えてみると結構楽しいんだ、これが。
あぁ、心の底から自分って鉄道マニアだなぁ…


30分ほどでとりあえず引き上げることにしました。


木々の隙間から。
イメージ 6
もう2度と来ないだろうなぁ、とこのときは思ったんですが、
こうして記事を書いているとまた行こうかという気分になってくるから不思議です。

でもなんか移動手段が欲しいところだなぁ。徒歩ではちょっと。


さてとりあえずどのくらい歩けばいいのか。
イメージ 7
目に入る景色は山・山・山!
あぁもうなんかげんなりだ。どんだけ歩けというのだ。

いや、ここまで来た分を戻ればいいだけなんですがw


ただひたすらに歩くことだけに集中…
というかあんまり他の事考える余裕もないです。

距離なげぇわ。

実は2年ほど前にも1度、あの橋を見る為に歩いたことがあったんです。
でもその時は体力不足でリタイアしていて…

今回はそのリベンジだったわけですが、当時の自分のあまりの体力のなさに驚く一方で
こんなとこまで歩いてきてしまった今の自分の馬鹿さを呪う自分もいたり。
戻るの大変すぎるっちゅーねん。

本当に賢いのはどっちだ、って話ですよねぇ。


霧積ダムまで戻ってきました。
イメージ 8
とりあえずここまで戻ってこれたなら大丈夫だ…。

このダムで釣りをするにはお金がかかります。入漁料。
イメージ 9
山女と岩魚も釣れるんですねぇ。

カーブのたびに置いてあったもの。
イメージ 10
砂なんか撒いたら逆にすべるだろう、と思うんですが…
冬季の凍結時のためのものかなぁ。


右手から線路が近付いて来て、とりあえずは何とか戻ってこれた、とほっと一息。
一度リタイアしているだけにちょっと不安でしたw
山の中で足痛めて動けなくなったらどうしよう、とかw


碓氷線新線の下を再びくぐり、新幹線橋梁の見物はひとまず一区切りです。
イメージ 11




とりあえずせっかく来たんだから、またアプトの道を上がっていくことにしました。




続く。