MOMO2と消えたフィッシャーマンズワーフ

折り返し、帰ろうかなと思ったらやってきたのは岡山電軌の最新車両、MOMO2!
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おぉー、これも乗ってみたかったんですよね。

岡山電軌初のLRV、MOMOの増備車という位置づけですが、1編成目が導入されたのは2002年。
2011年の2編成目の導入までに、なんと9年もの月日を要しています。

車内は水戸岡さんお得意の木の雰囲気がいっぱい。
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ちょっと路面電車とは思えない雰囲気ですね。
短時間乗車がもったいない気がします。

2両編成の前後で内装の雰囲気が全く違うのも面白いですね。
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まさに白黒はっきり雰囲気が違う。

しかしこれ、白の方はメンテナンス大変だろうなぁ。
黒より汚れが目立ちやすいんじゃないだろうか。


とりあえず黒の方に座ってみました。
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全線乗ってもかかって15分程度の所要時間。
それで果たしてテーブルが活用できる場面があるのか、ちょっと疑問ではあります。

橋を渡っていきます。
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昔からなぜか橋を渡る路面電車って好きです。


岡山駅前に到着。
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ゆくゆくは吉備線との相互乗り入れ計画があるとかないとか言われる岡山電軌。
このMOMOはJR線直通も考慮した構造になっているのだそうです。

実現したら便利になりますかねぇ。



この後はマリンライナーに乗ってのんびり。
ちょっと車窓にショッキングなものが見えました。与島付近。
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フィッシャーマンズワーフ、でしたっけ。
建物が解体され、更地になろうとしています。

当然ですが駐車場にも全く車の姿がありません。寂しい限りです。


実は子供の頃に一度訪れたのみでほとんど記憶には無いのですが、
神戸から両親と祖父母宅を訪れる際、一度だけここ与島に立ち寄ったことがありました。

その時にはまだ与島も活気があったように記憶しているのですが…


調べてみると、フィッシャーマンズワーフも好調だったのは開通後わずかな期間のみ。
3年目には赤字に転落していたのだそうです。
時は流れ京阪電鉄が経営から離れ、後を継いだ会社も耐え切れず。
施設が休止になるというニュースはどこかで聞いていたのですが、
結局建物は解体されて更地になるとは…

既に小学校も中学校も休校となっているこの島。
橋が架かって描いた夢は…
瀬戸大橋は今年で25周年。
これからどう変化していくことになるのでしょうか。

そんなことをちょっと考えてしまいました。

瀬戸大橋を通るたびに気になるのがこの鍋島灯台
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実は瀬戸大橋には路線バスが走っているので、
ここ与島だけでなく、通常車では立ち入ることのできない、塩飽諸島の島々も訪れることが出来ます。

一度は行ってみたいものですね。
左手にコスモ石油の坂出製油所が見えてくればもう四国。
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ここは夜見ると綺麗なんですよね。

でも製油所はもうじき閉鎖されるんですよね…
さっきの与島といい、なんとも切ないものを感じます。

橋のたもとの空き地だった場所に、太陽光発電所が出来ていて驚きました。
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これが流行りのメガソーラーってやつですか。
どーなんでしょうね。採算性とか。

まぁ、空き地がずっと遊んでいるだけよりよっぽどいいとは思いますけど。



とりあえず4月の旅行はこんなところで終わり。
次回からはGWことでん三昧。
まずは廃線跡探索から。