一瞬の車窓の駅へ

11月中旬。
何もしないで週末が終わるのがどうにも我慢できず、
ちょっとお出かけして誤魔化すことにしました。

幼いころから気になっていた駅に行ってみよう、と。

その駅があるのはJR西日本瀬戸大橋線
正式には本四備讃線、ですかね。

まずは児島へと向かいます。

児島駅で各駅停車に乗り換え、なのですが接続はちょっとイマイチ。
特急列車の本数の方が多いですもんね。
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アンパンマン列車もなんだか小刻みにリニューアルを繰り返している気がします。

リニューアルの度に知らないキャラクターが増えてくんですよね。
まぁ、キャラクター数でギネスに乗るくらいですから…
今も増え続けているんでしょうねぇ。

各駅停車は湘南色
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おぉ、生き残ってるんですねぇ。

2駅乗ってとっとと降ります。
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降りた列車はすぐトンネルへと吸い込まれていきます。

ここは本四備讃線木見駅
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何の変哲もない中間駅、といった風情ではあるのですが、
自分はこの駅が気になって仕方が無かったのです。

昔から祖父母のところへ遊びに行く、といえば、
新幹線で岡山へ向かい、岡山からは特急南風。これが鉄板パターンでした。

岡山を出れば列車は途中運転停車こそあれ、児島までは泊まりません。
茶屋町を出れば複線区間となり行き違いもないので列車は速度を上げていきます。

18きっぷで旅行しても、この区間マリンライナー
茶屋町過ぎれば児島まで停まりません。

茶屋町から、トンネルをいくつか抜けたら児島。
そして瀬戸大橋へ…というのが幼いころからの記憶でした。

そんな中、車窓に一瞬だけ見える駅があるのです。
それがここ木見駅と、隣の上の町。

トンネルを抜け、ちょっと明かり区間が見えたかと思えばまたトンネル。
そしてそのちょっとの明かり区間に、どうも車窓に一瞬駅が見えたような気がする…

何度も何度も通るうち、だんだんその駅が気になってきて仕方がありません。
いつも通りすぎる一瞬のあの駅。あそこはいったいどんな駅なんだろう。


それを確かめるためにやってきたのです。

上り方を見ても。
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下り方を見ても。
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どちらを見ても駅の前後はすぐトンネル。
特急に乗ってたらあっという間で見逃してしまいそうな感じです。


駅を出てみましょうか。
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下りホームと途中で合流して、出入り口は一つになっています。
ちょっと鶴見線国道駅を思い出しました。

降りたところにあるのは…なんでしょうかね。
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なんか太めの板が立ってる感じですが。

おぉ、自動改札機だ。
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改札機と呼んでいいのかどうかかなり微妙な形態ではありますが。
扉もないし。
横通ってスルーしてしまえば終わりなのでは…

というかなんで最近ありがちのポール型でなく、
普通の自動改札機タイプなんでしょうね。

広い通路の真ん中にこれだけドンとあるのは結構不思議な光景です。


駅前の光景。
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人気がありません…

周りにはそれなりに民家も見えるんですけどね。
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鉄道を使う文化が無いのかなぁ。

まぁ、各駅停車が1時間に一本やって来るだけ、では不便ですもんね。
複線高架で特急快速バンバン走る路線なのに、どこか秘境駅のような。
そんな雰囲気が漂っていました。


とりあえず旅行ともいえないレベルの行程ではありました。
それでも、昔から気になっていた駅に来れたこと。
それだけでちょっと満足な気分に浸れたのです。



次回。久しぶりの予土線