坊っちゃん列車に乗って 前編

24年10月某日。

道後温泉でも行ってみようかということで出かけてきました。

松山駅から松山市駅に移動するのに、
せっかくだから伊予鉄大手町駅から行こうかと。

ステキですよね。路面電車の踏切待ち。
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日本ではもはやここだけ。
鉄道と軌道の平面交差。

ただ、遮断棹が軌道部分には無いんで、ここだけ見るとあんまり踏切待ちしてる雰囲気は…

やっぱり列車と合わせて撮らないと。
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3000系もずいぶん増えたようです。
いつの間にやら10編成もいるそうですね。

ついこないだ入ってきたばっかりのような気がするのになぁ。
旧型車両は銚子に行った以外はやっぱり解体されたんでしょうね。

おっと珍しいもんが通った。
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これが実は本日の目的のうちだったり。

かの有名な小説「坊っちゃん」の中で、「マッチ箱のような汽車」として登場したかつての伊予鉄道

こちらはその当時の列車を復刻したもの。
先頭の機関車はSLと見せかけて、実はディーゼル機関車です。

やはり松山市街の中心部を走るのに、
蒸気機関車の煤煙は不都合が多かったとか。

煙の代わりに水蒸気が出るのだそうです。


松山市駅まで郊外線で移動し、坊っちゃん列車乗り場へ。
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道後温泉行くだけなら松山駅前から路面電車のりゃいいだけなのに、
結構な遠回り、かつ無駄遣いw

まぁ、人生無駄を楽しむのも大事です。


さぁ、坊っちゃん列車が入線してきました。
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ここ松山市駅は行き止まり式のため、いったん機関車を切り離し機回しが行われます。
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この機回しがまた面白いんですよ。

一旦ポイント途中まで戻ってきた機関車。
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ポイント途中で止まるってのがそもそもいいんだろうかとか思わなくもないですw

ここで人力で方向転換させるのです。
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ぐるりっと。
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どういう仕組みになってるんでしょうね。
回してまたしっかりレールにはまるのが不思議です。

機関車をぐるりと回してさらに移動させ、今度は客車。
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これも人力だから大変ですよねぇ。

貨車の入れ換えなんかは一度動き始めたら軽い、とか聞いたことはありますけども…

ポイント越えて折り返し。
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いやはや、大変だ。


連結後所定位置に押し込みで準備完了。
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さぁ、いよいよ乗り込みます。




続く