さようなら青函連絡船羊蹄丸  前編

公開が終わる前には記事に…とか思ってたんですが、
結局最終日になってしまいました。

船の科学館での公開を終え、資源リサイクル研究のための解体を前に、
愛媛県新居浜市新居浜東港で最後の一般公開を行っていた、青函連絡船羊蹄丸。


今日がその公開の最終日となりました。


とりあえず公開初日にちょっと行っていたのでその様子でも。


東港岸壁に係留された羊蹄丸。
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この日はいい天気だったので空の青と海の青に船の色がよく映えていました。

この臙脂(赤)色は、初の電車特急「こだま」の色と同じ色なのだとか。
船なのに国鉄特急色なんですね。
国鉄連絡船らしい気がします。

しっかし駅から遠いこと遠いこと。
どしてこんな不便なところに…


入場口側に回り込んできました。
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急ごしらえなのでしょう。入場デッキが組み上げられています。

船名マーク。
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サイドにはシンボルマークも見えます。
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イルカはよく分かりませんが、おそらく山の方は船名にもなっている北海道の羊蹄山ですよね。

蝦夷富士の名でも呼ばれる美しい山。
近くのスキー場から見た姿が非常に美しかった記憶があります。

上部の煙突に描かれたJNRマークがいいですね。

船内の電気に使うのでしょう。手前にはディーゼル式?の発電機。
下から見上げていると、その音がまるで船から響いているかのようで、
ちょっといい感じに聞こえたのでした。


ひとまず船内へ向かいます。

シーアンドシップワールドと書かれたコーナーの入り口。
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入ると妙にリアルな船長の人形が動きながら喋っていました。
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う、うん…
こんなの発電機まで使って動かさなくても良かったんじゃないかな…


まぁあのなんというか、いわゆる「鉄道連絡船」としての羊蹄丸をイメージして来ると、
ちょっとこの辺はアレですよね。

あくまでここに来たのは「フローティングパビリオン」羊蹄丸なわけでして。


なのでイルカとか
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水中スクーターとか
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そういうものを見ても微妙な顔をしてはいけないのです。はい。

写真には撮りませんでしたが、
おじさんが黙ってイルカに座り、どこか遠い目をしていました。

あの人もきっと、自分と似たような感情を抱いていたのではないかと思います。

早々に退散してしまいました。



青森函館の物産品展示コーナーなどもそのまま。
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買えない物産品を展示されても…w


その近くにはかつての乗船名簿やら、制服やらの展示。
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うん、自分が求めていたのはこっちの方向性だな。

ちょっとあっさり過ぎるけど。

船長サインカードってなんなんですかね。
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何かの記念的なものだったのでしょうか。

出港の時にならす銅鑼。
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そういえば函館の駅に銅鑼がありましたね。



まだまだ見どころ続きます。
全3編くらいでやろうかと。