懐かしの井笠鉄道線  夏の18きっぷぶらり旅

8月28日。
前日の尾道に続いてこの日もお出かけとなりました。

今回の目的は井原鉄道
青春18きっぷ旅行なのに目的地が18きっぷの使えない鉄道、というのも変な話です。
まぁ、そこに至るまでの交通費節約って意味ではちょうどいい切符なんですよね。

こういう使い方をすると実家の父はよく「もったいない」といったものでした。
その辺のこだわりは自分良くわかんないんですが。


さて岡山駅
マリンライナーを見かけました。
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このがんばろう日本ロゴ、結構好きです。

乗り換える先は…
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真っ黄色。

まぁ、当初に比べたら慣れたかもしれません。



さて、とりあえずまずは笠岡駅で寄り道です。
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駅から歩いてほんの少し。
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道路の下にひっそりと、
鉄道車両が保存されていました。

かつてのこの地を走っていた車両の一つ。
井笠鉄道ホジ9型気動車です。

軌間762mmのいわゆる軽便鉄道
開業は大正2年と古く、その後延伸、合併を経て本線、矢掛線、神辺線の3路線を保有していたとか。

昭和42年に矢掛線・神辺線が
次いで46年に本線が廃止となり、井笠鉄道はバス専業の会社となりました。

既に鉄道路線保有していないにもかかわらず、現在もその名でバス営業を続けています。

社紋と車番。
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社紋がなんだか物足りないような…
本来はひし形の中に文字か何かあったんじゃないのかと。

車番もホ「シ」だし。
いくつか資料見る限りではホジのはずなんだけども…

台車横にタイフォンが見えます。
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最近再塗装されたような様子で、見た目には結構きれいです。
まぁ、ヘッドライトが無かったりもするのですが。

その後ろをEF210牽引の貨物列車が通過していきます。
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こんな近くに保存されていたなんて。

何度も通過していた区間なのに、こんな車両には全く気が付いていませんでした。


窓ガラスはすべて失われていますが、車内はそう荒れた様子ではないようで。
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木張りの床が素敵ですね。

網棚も現役時代からのものなんでしょうか?
だとしたらよく残ってるもんだと思います。

運転台周り。
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現役時代を知らないのでどの程度残っているのかはよくわからなかったり…

でもなんか塗っちゃいけないとこまで塗っちゃってる気がちょっとするw


保存車の周辺には埋められたレール。
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現役時代のものとは関係はないですよねぇ…?
何なんだろうこれ。


保存場所は海のすぐそば。
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保存には手間がかかりそうですね。
これからも末永く保存していってくれればありがたいものです。


ちなみにここ笠岡と対岸の多度津からは、
塩飽・笠岡諸島へと向かう船便が、三洋汽船によって設定されています。

しかし県境を越える便の設定は週に一度だけ。
船で多度津-笠岡連絡が出来るチャンスは限られています。

一度行ってみたいと思っているんですが。


町中にはこんなポスター。
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ちょっと興味はあったんですがスルーしてしまいました。
あとから思えば行っとけばよかったな…



ひとまず笠岡から福山へ。




つづく