【下津井電鉄】 東下津井~終点下津井まで



東下津井を出てすぐのところには踏み切り跡。
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この2本のラインの幅の狭さがどこまでも印象的です。


道路の横の空き地といった感じで廃線跡が続いています。
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道路の横にまた道路というのは廃線跡利用の遊歩道らしいですね。

道路と分かれるともう遊歩道と言うより裏道って感じです。
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整備が進んでないのか、あえてこのまま残しているのか…
そもそも整備は途中までなのか…


石垣がなんともステキです。
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このあたりの一番薄暗いあたりには街灯が設置されていました。
場所によって整備具合が変わってるのが不思議。 
まぁ限られた予算で出きるだけのことを、ってことなんでしょうか。


薄暗い区間を抜ければ左手に曲がりつつ終点下津井へ向け下って行きます。
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勾配をゆるくするための迂回なんでしょうね。このカーブは。

さらに直線で下っていきます。
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もう終点は間近。

道路橋の下をくぐれば終点下津井です。
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広い敷地が広がってはいますが、遊歩道は駅には向かわずその横を抜けて終わりとなっています。

今さっきくぐったばかりの道路橋を振り返って。
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拡幅されてるみたいですね。中央あたりの石積みが元々のものだったんでしょう。

さてとりあえず遊歩道を無視してホームまでやってきました。
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さすがに終着駅。ここまで見てきた駅の中で最も規模が大きいです。
ホームも長いし広い。

有刺鉄線の張られた柵の向こうには保存車両たち。
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屋根が抜けてしまっているのが痛々しいですね。

保存団体がイマイチまとまってないとか上手く行ってないとかそんな話も聞きますが、
車両はここから見る限りではそこまで悪い状態であるようには見えません。

ただまぁ出来れば公開、せめてもうちょっと近づけるようにしてほしいところですが。


駅舎や関連の建物の基礎跡が残っています。
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かなり大きな建物が建っていた様子。

ここがかつての入り口でしょうか。
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調べてみると割と近年まで駅舎は残っていたのだとか。
そう聞くとやっぱりなんだか残念ですね。

駅前も鉄道があった頃から寂れてはいたんでしょうけど、
もはや寂れているとかいう言葉すらふさわしいかどうかも分からないほどです。

この廃墟的な雰囲気は嫌いではないですけど。
でもやっぱり現役時代を見てみたかったですね。

この寂れた港町が終点の鉄道。どんな雰囲気だったのか。



さて、下津井電鉄は鉄道としては廃止になったものの、
確か会社自体はバス事業、タクシー事業で存続していたはず。

となれば児島に戻るバスくらい運行してるんじゃない?と駅前から少し捜索した所でバス停発見。
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1日2本しかないけど。

これではなぁ…
風の道歩いて戻るしかないんかな、と思っていたところ、通りがかったおっちゃんに
「ここもうバス来んよ。向こうの港のほうのバス停やったら来るからそっちで待っとき。」
とありがたいアドバイスを頂きました。

確かに下津井港前バス停からはまだマシな本数がありました。1日8本ですが。
待ち時間も15分程度とちょうどよかったので、これで児島へ戻ることにしました。




さて一通り児島から歩いて終点まで来ましたが、
まぁ廃線跡としては形もよく残っているし、道もそれなりに歩きやすいしでなかなか楽しかったです。

琴海~東下津井辺りまでの景色はホントに素晴らしかったですし。
あぁ、現役時代に来てみたかったなぁ、と思う廃線跡でした。

まぁ、廃止時でも4歳ですし、行っていたとしてもろくに記憶に残ってなかったでしょうけど。


機会があれば保存車両の手入れとかお手伝いしてみたいところです。




とりあえず下津井電鉄探索はこれで一旦終わり。
児島に戻ってからはさらにもう一つ廃線跡を探索に向かいました。

次回からはそちらの紹介。玉野市営電鉄跡です。