夢やすらぎ  水戸岡デザインのレールバスに乗って  夏の18きっぷぶらり旅その2

井笠鉄道展をスルーして福山駅へ。

慌てたようにやってきたのにはちょっとした理由があります。
今回の目的である井原鉄道福塩線神辺伯備線総社の間を結んでいますが、
一日に3往復、福塩線に乗り入れ福山まで直通する列車が存在するのです。

乗り換えめんどくさいのでその列車に合わせてやってきたのでした。
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そしたらホームにはこんな車両。

井原鉄道IRT355‐201。
愛称は「夢やすらぎ号」。

JR九州や和歌山電鉄などの鉄道デザインで著名な水戸岡鋭治氏のデザインによるもの。

全面にロゴがちりばめられた「いかにも」な感じのデザインですね。
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どこから撮っても記念写真になるとかいう話を聞いたことはありますが、
ちょっと…この外面デザインは個人的には飽きてきたなー、とか思わないでもないです。


あー、水戸岡さんかーって感じ。
まぁね、内装とか含めてのトータルデザインが水戸岡さんのお仕事なんでしょうけども。

そろそろ外装もまた新たな衝撃が欲しいような…


まぁしかし普通のレールバスに乗るよりはよっぽど楽しいですよね。


内装は木を多用した和の雰囲気です。
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背もたれの頭のあたりがちょっと透けてたりするのが面白いですね。

モケットはこれ「井」の字のデザインでしょうか。
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福塩線区間はどちらかというと住宅街でしたが、
井原鉄道区間に入ると車窓は田園地帯に。
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のどかな雰囲気が続きます。

ふとブラインドを下ろしてみると。
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おお、すだれだ。

やっぱりあっちの一般型よりこっちがいいなぁ。
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いい車両に運よく巡り合えてよかったです。

イベント専用かと思ってたのでまさか乗れるとは。
でも考えてみたら車両温存できるほど、この手の鉄道に余裕があるわけないんですよね。


先頭部にもこういう小さな工夫があるのがステキです。
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高架を走ってきたと思ったら気が付けば地上に降りていました。
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途中井原駅では団体さん?のご乗車。
ガラガラだった車内もひとまず満席に。

その中のおばさんの
「こんないい汽車なら毎日乗るのに!」なんて一言がちょっと印象的でした。


橋梁の建築予定地、なんでしょうか…?
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複線化の予定とか…
あるわけなかろうと思ってしまうのですが。

あれ、新幹線かな?
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なんて思っていたら、伯備線が合流してきました。
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あっという間に井原鉄道の旅が終わりに近づいています。

伯備線とは清音駅で接続していますが、
井原鉄道井原線は総社まで。

総社-清音間は伯備線との供用区間となっています。
18きっぷを所持している場合、井原鉄道の車両に乗ったら運賃がかかり、
JRの車両に乗ったら18きっぷが有効というちょっと微妙な区間です。


終点総社。
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運賃精算して外に出ます。


改札口のポスター。
トレインサポーター制度などが設定されているようです。
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問題は入会しようにもどこにも人がいないことでしょうか。

総社駅も入会受付駅のはずなんだけど、どこにいけばいいんだろうか。


夢やすらぎが折り返していきました。
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とりあえずこれでまた未乗区間が少し減り、と。
そろそろ西日本の方で乗ってない鉄道が数少なくなってきたなぁ…



次回もまた短編。
行き当たりばったりに。