優雅なる旅の始まり  カシオペアで北海道とんぼ返り その1

上野駅午後3時30分。
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今朝まで仕事をしていたはずなのに、
なぜかアホほど高い切符を握りしめ電光掲示板の前に立つおバカ一人。

やってしまいました。
ついにやってしまいました。


2月のいろいろ忙しいさなか、ふと思ったのです。
仕事終わってすぐ飛び出したら、カシオペア乗れるんだなぁ…

そこからもう妄想が止まりませんよ。
ちょうど泊まり明けの後に2連休の日を見つけて。

そこの空席を調べて。
そしたらある、と。まだある、と!

でもなかなか踏ん切りもつかなくて。
結局切符確保したのは前日w
彼女に決行の電話したのも前日w
行くかもだから準備しといて、とは言ってましたけど。

無茶な計画です。


それでも来てしまったからにはやっぱり楽しまないとね!


いやしかし、やっぱ寝台特急の旅ってのはこの掲示板を見上げる瞬間がたまらないですね。
近場の行き先が並ぶ中にどーん、と「札幌」!ですよ。

そして今から自分はそれに乗るのだ、と。
もうね。たまらない。列車に乗る前からすでに旅は始まっているのですよ。


13番線にはすでに列車が入線しています。
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記念写真を撮る人々も大勢。
平日のまだ夕方だというのに。

最後尾展望室はやっぱり憧れの的ですね。
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うーん、一度は乗ってみたい。

ただまぁ、この列車そのものがかなり憧れのランクの高いもので…
それに乗れるって時点でもう浮かれに浮かれて展望車とか半分どうでもいいような気分です。

LEDの行き先表示。
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ここから始まる1200kmを越える鉄道の旅…

意味なくこんなところまで撮ったりしてます。
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ここから乗るんだぜ~、的な。

お部屋入口。今回はカシオペアツイン。
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オール2人個室A寝台かつダブルデッカー構造のこの列車。
しかし車端部の部屋に関しては平屋構造になっています。

実は今回ここを狙って指定しました。
階下個室は景色が微妙じゃないかと思い、
2階個室はガラスが湾曲してるからなんか気持ち悪いんじゃないか、と思って。

ここなら天井も高いでしょうし、
同じお金払うなら少しでも快適な方がいいでしょう。

まぁこんな列車だから、結局空いてりゃどこでもいいんですけどね。
乗れるだけでもありがたい。

ちなみにここ一番お安いお部屋ではありますが、
2人分の寝台券・特急券込みでお値段32580円です…

ここに乗車券や帰りの切符代も含まれるのです。
とんでもない出費です。

今回は、なんてまるで次回があるような言い方しましたけど、
たぶんこれ次無いですよね。

そんなお高い室内の様子。
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さすがにうまく全体像とるのは難しいです。

ベッドは直角に直交する感じ。
まだソファー段階なのでわかりづらいですけども。



とりあえず荷物を置いててってけてってけ先頭へ。
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機関車後ろは12号車ラウンジカー。


そして先頭には専用塗色のEF510!
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ヘッドマークはこの角度が正しいのでしょうか。
なんか傾いてるような気もするのですが。

北斗星色と基本的には共通で運用されているとか。
北斗星色もかっこいいとは思うけど、
やっぱりこっちの色の方が正調編成って気がします。


時刻は午後4時20分。
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ゆっくりと列車は札幌へ向け動き始めました。





つづく