近江鉄道一巡り その8 彦根住友セメント専用線跡

彦根駅の少し南には、かつてセメント輸送を行っていた専用線の跡が残っています。
少し探索してみることにしました。

すぐに遺構は見つかりました。
彦根駅南の踏み切り。
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手前に向かって分岐していたようです。

その先には短い築堤が残ります。
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ちょっと進んだだけで再開発事業に飲み込まれ消えているようです。

短い橋が掛かっていた様子。
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既に鉄橋自体は撤去されています。
鉄橋を撤去ってオヤジギャグみたいですね。


築堤が切れた付近からその先を。
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廃線跡完全消滅、といった感じです。

手元のYahoo!地図アプリでは線路が残ってたりするのがまぁまた面白いところなんですが。

とりあえずあの建物の手前あたりかな…
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とあたりをつけて歩いていったはいいですが…

う~ん…
なんもない。
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どうみてもこれは線路跡には見えないしなぁ。

駐車場の橋まで来れば何かしら…
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…無いなぁ。

これはもうほとんど消えてるということなんかなぁ。
しゃーない、次行こうか、と諦めて駅に戻りかけた時、ふと気が付きました。

…なんか見えるな。
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先ほど探索したのとは反対側。
なにやら柵のようなものと築堤らしきものが。

接近してみるとどうやらこちらが専用線跡で間違いないようです。
途中が完全消滅だったので接続する感じがよく分かりませんが、結構勾配のあった路線だったんですかね。

道路を越えるところには橋台が残っています。
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しかし衝撃的なのは反対側の橋台。
こんな状態です。
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後ろに続いていたであろう路盤は完全消滅。
ただコンクリートの塊だけがそこに残っています。

橋台から先はこんな状態。
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完全消滅、再開発進行中です。
多分この橋台より先にはもう遺構は残ってないでしょうね。


とりあえず廃線跡探索はこれくらいにして次に向かうことにします。



続く。