橋場線探訪 後編 (秋田国体遠征13)

木村商店前に到着。
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世が世なら駅前商店となっていたであろうお店。
しかし現在は山の中の小さな集落の唯一のお店、といった感じです。

木村商店から山側に橋場駅跡があります。
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パッと見では本当にこの奥に駅が存在するのか疑わしいような風景です。
ていうかどう見ても民家の庭だし…

しかし奥に足を進めると、藪や木に隠れるようにして古ぼけた階段が存在していました。
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これ事前に情報得てなかったら絶対駅跡だと思わねぇな…
どう見ても民家の裏手のただの階段…


しかし、その階段を上った先は紛れもなく駅でした。
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ホーム跡が分かりやすいように黄色の線を引いてあります。
写真では分かりにくいんですが、草木に埋もれつつもほぼ完全な形でホームが残っています。

しかし正直草が深すぎる。
これは来る時期を完全に間違えた感じですね。

かつては線路だった場所から仙岩峠方を望む。
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ホームから飛び降りたんですが、ちょっと予想外に深かったです。
胸くらいまで草が来てます。

かつてはこの先あたりに転車台もあったらしいです。
今はただ藪が広がっているのみですが。

貨物ホームらしきものが残っており、そこには車止めも1つだけ残っていました。
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幅を見ると2線分の幅があるので、元々は車止めは2つあったのではないかと思われます。
ちなみに写真右上方が雫石方。
左手から貨物を進入させるためには何か方向を変える設備が必要になりますね。
転車台とともに引込み線あたりもあったんでは無いかなぁ。


しかし不思議な感じです。
もし工事が計画通り行われていれば、ここには秋田新幹線が走っていたはず。

それが今はただ山の中にホーム跡が眠るのみ…
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皮肉な運命というかなんというか。



そして早朝という事もあるんでしょうが、異常に静かです。
聞こえてくるのは雨の音と自分の吐息のみ。

さすがにちょっと怖くなって来たので早々に撤退することにしましたw
一応この駅探索のために2時間時間はとっていたんですが、それだけ見てたら完全に風邪引きます。
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さらば橋場駅。

出来たらまた今度、晴れてて藪の少ない時期に来たいところですね…。
ホーム跡が残ってるのは分かったけど、正直それ以外は藪で何がなんだか。
足元なんかもビシャビシャですし…

まぁ、それでも得るものはあったかとも思うんですが。


赤渕からまた701系に乗り込み、盛岡に戻ります。
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続く。