神戸臨港線跡を歩く その1

さかのぼること1月半。
甲子園での横浜戦観戦のために家を飛び出した私ですが、
途中で鉄活動も忘れませんでした。


旅の始まりはJR神戸線灘駅
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今日の目的地は神戸臨港線。
2003年まで東灘信号所から神戸港駅を結んでいた貨物線です。
昭和49年までは旅客輸送も行っていたそうですが、21歳にとっては知らない話です。

神戸港駅の貨物ターミナル機能を鷹取に移転したのに伴い廃止となりました。
これに伴い機能を縮小した東灘信号所についても見て行きます。

というわけでいきなり機回し線の終端へ。ここから順に見て行きます。
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このあたりの設備はJR神戸線の車中からも良く見えるので、
よく使う人は目に付いていたかと思います。

九州方面からの貨物はここで機関車を付け替えて進行方向を変え、
神戸臨港線へと進んでいました。

現役時に何度か貨物が止まっているのは見たことがありましたが、
ここまで来たのは初めてでした。

公園の手すりのすぐ向こうに線路があったってのもすごいなと思います。
ボールなんか入っていったらどうしてたんだろう。

やっぱ手すり乗り越えていって取ったりしてたのかなぁ。

ちなみにここは灘駅から2km近くあり、歩いてくるなら六甲道駅からの方が圧倒的に近いです。
いきなりげんなり。


公園の隣は自転車保管所。
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その隣には住宅が立っています。
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ここはかつての操車場跡で、転車台もあったとか。
ホンマかいなと思うような変わりようです。

本線の手前にスペースがあり、そこはバラスト(砂利)の色が違います。
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どう見ても線路跡ですね。

途中都賀川を越えるところでは、鉄橋も残っています。
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一番手前の白い鉄橋がそれ。
でっかい無駄なものが残ってますね。

標識。
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「線票」って何ですかね?

東灘信号所横の保線区入り口。
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「開放禁止 門を開けたら必ず責任を持って閉めること!」
…全開ですがな。

ちなみに貨物線はコンテナの向こう側あたりを走っていました。(多分)


保線区の横を過ぎると線路跡は道路脇に来ます。
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しかしご覧の通りの藪だらけ。
よく見ると砂利が茶色いので線路跡だと分かる。そんなレベルです。


もう少し進むと分かりやすい状態になります。
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いかにも廃線跡、って感じになりましたね。
まぁまだ廃止から4年ですしね。このくらいだとちょっと撤去が早いくらいな印象も受けます。


鉄橋を撤去した跡。
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橋台だけが残っています。

この鉄橋を越えるとなぜか藪が復活。
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たとえ茶色い砂利だけといっても、見えなくなるのはなんか面白くないです。



おとなしい立ち上がりの神戸臨港線(というか東灘信号所)ですが、
臨港線に入ればここまでの比じゃないくらい変化に富んでたりします。

といってもそれは次回以降のお楽しみ。

続く。