急行「みよし」の思い出 (さよなら急行みよし)

今日限りでまた一つ列車が消えてしまいます。
芸備線を走る急行列車「みよし」。

22年の歴史を持つこの列車。
最後は快速への格下げ、という形で幕を閉じることになりました。


この列車、個人的には全く縁が無いといっていい列車だったんですが、
1度だけ乗るチャンスがありました。


4月5日。
広島での野球観戦を終え、
一度西に移動して岩徳線を乗り潰し、再び広島に戻ってきた私。


当初の予定では「みよし」は乗るどころか見る予定すらもありませんでした。
しかし岩徳線へ向かう際の寝過ごしで予定が狂ったため、
広島に着くとちょうどいい乗り継ぎ時間でホームには「みよし」が。
イメージ 1
しかもこれを逃すと三次到着は2時間遅れ。
まさに乗るしかない…といった状況だったんですが、
あいにく「みよし」は急行列車。
18切符で乗ることはできないため、乗車券と急行券が必要なのです。


この追加投資がネックとなって、結局私は「みよし」乗車を諦めたのでした。


といっても乗車券と急行券で値段はわずか2010円。
払えない額ではなかったんですよね。


でも、この時はまだ廃止報道が出てなかったんですよ。
「またの機会」がきっとあると思ってたわけで…



結局、乗車どころかチャンス自体がこのときが最初で最後となってしまいました。
今から思うと、そのチャンスを逃した自分はなんと馬鹿だったのかと思ってしまいますね。どうしても。

本来見る予定すらなかった列車に、予定が狂ったおかげで出会えたんですよ。
完全に幸運だったのに。乗っときゃよかったのに。



やっぱり、そのときそのときでの出会いを大切にすべきなのかもしれませんね。

「またの機会」は絶対あるとは限らないんだから。


列車に限った話でもなく、ね。



私が「みよし」の姿を見た最後の写真。今まさにチャンスが逃げて行った所です。
イメージ 2
悔いの残る一枚になっちゃったなぁ。