JR東海、浜松工場内の不発弾を2月17日に処理

ニュース自体はかなり前から発表されていたんですけれども。

浜松工場敷地内の不発弾処理に伴う列車運行への影響について

 当社の浜松工場におきまして、敷地内から不発弾が発見されました。
 すでに、陸上自衛隊により不発弾の防護措置が実施されておりますので、爆発の危険はありませんが、不発弾を浜松市ほか関係機関の指示に伴い、平成25年2月17日(日)に陸上自衛隊により、遠州灘海岸へ移送のうえ、処理して頂くことになりました。
 この不発弾の移送に伴う列車運行への影響見込みについて、お知らせいたします。

○列車運行への影響見込み
  不発弾の移送作業が平成25年2月17日(日)8時30分から開始されるのに伴い、移送作業を行う間、1時間程度、
 浜松市が設定する避難区域に列車が入れなくなるため、東海道新幹線東海道本線について、一部区間において
 一時運転を見合わせます。

 (1)東海道新幹線
   ・避難区域が設定されている間、浜松駅~豊橋駅間の運転を見合わせます。
    これに伴い、同区間を通過する列車に遅延が発生いたします。
   ・運休する列車はありません。
   ・作業が予定通り進んだ場合、12時30分頃に所定ダイヤに回復する見込みです。

 (2)東海道本線
   ・避難区域が設定されている間、下り列車は浜松駅まで、上り列車は舞阪駅まで運転し、
    浜松駅~舞阪駅間は区間運休とします。
   ・予定通り作業が進んだ場合、終了後は通常のダイヤで運転します。
 
 ※対象となる列車、遅れ等の見込みの詳細は別紙をご参照ください。
 ※浜松市の発表通り、移送作業に1時間程度かかるとした場合のシミュレーションに基づく情報です。
   今後、変更がある場合には別途お知らせいたします。

○発見された不発弾について(参考)

 ・発見場所
  東海旅客鉄道株式会社 浜松工場(静岡県浜松市中区南伊場町1番1号)

 ・不発弾情報
  艦砲弾(重量 約860kg、長さ約160cm、直径約40cm) 1個
  ※第二次世界大戦中に米軍が使用したものと思われます。
(JR東海プレス)

個人的に気になったのは、これに伴う列車運用といいますか。

不発弾の移送作業に1時間ほどを想定しており、その間列車の運転は見合わせ。
在来線においては運休列車が発生する、とのこと。

ここまではまぁ、あぁそうなんだってレベルの話ではあります。

しかし新幹線がね。

・浜松~豊橋間で列車運転を一時見合わせ。
・列車に遅れが発生します。
・運休列車はありません
・作業が予定通り進んだ場合、12時30分頃に所定ダイヤに回復する見込みです。

え、そんなことホンマにできんの?と思ったもんですから。
だって天下の東海道新幹線ですよ。
そんなところで1時間運転見合わせたら、
まず列車がフン詰まり状態になってしまうんじゃないんでしょうか。

なのにすべての列車を走らせるっていう選択がまず驚きというか…

そしてそれでいて3時間でダイヤは所定に回復する見込み、というのが。

たとえば自分の仕事してた駅で、事故なりなんなりで1時間ほど列車が遅れたときとか思いだすと。

特発(本来の折り返しではない予備編成を使って列車を走らせる)なり、
どっかで運転打ち切って折り返すなりしないと、
とてもすぐにはダイヤを所定には復せないよなぁ、と思うのです。

普通に運転して3時間以内に所定には…
戻んないイメージがあるなぁ。

東海道新幹線の足元にも及ばないどころか、
比べることすらおこがましいレベルの運転本数しかなくてそれですからね。

打ち切りはしない、特発も東京駅の容量考えると、
そうそう簡単には出来る話じゃないようにも思います。

いやほんとにどうするんでしょうね。
運輸畑にいたこともないんで、ホントにまるで想像つかないw

こうやって「やる」と発表したからには当然やってのけるんでしょうけども。

いやなんかただただ東海道新幹線ってのはすごいんだなぁ、と、
改めて実感したというか、感心したというか。

技術力の高さ、っていうのはこういうことを言うんだろうなぁ、と思います。
速く走ればすごいってもんじゃないよなぁ。

どっかの国の、追突事故を起こすような高速鉄道とは本当に違うんだなぁ、と思いました。