高松駅・ことでん未成線跡

なぜか高松駅の小ネタシリーズ。


高松駅南側。
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駅前一等地のはずなのに、現状は公園なんだか空地なんだか、
よくわからないスペースの使い方となっています。

ここはなんと、ことでんが高架化の上で乗りいれてくるための土地なのです。

…いやまぁ、タイトルの時点で「跡」なので、
「なのです」というよりは「だったのです」が正しいわけなんですけども。


ちなみに乗り入れてくるための土地も当然確保されているように見えます。
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道路を挟んで向かい側。
ちょっと不自然な公園の作り方、というか空地の置き方ですよね。

水色のバスの向こうには線路が走っているので、ほとんど大した距離ではありません。
ちゃちゃっと線路ひいて電車持ってくりゃいいじゃん、くらいに思えてしまいます。

というか現在の高松築港駅が、そもそも移転を前提とした仮駅舎の状態。
それも本来の計画通りであれば、今頃とっくにここは線路であり駅であったはずなのです。


県の財政難であるとか、琴電の倒産であるとかで事業は凍結。
そして2010年には正式に中止が表明されました。

その後「ことでん高松駅」となるはずだった場所は、
高速バスターミナルへ転用されることも決定したのです。

こうしてこの用地は未成線から未成線「跡」となったのでした。



まぁ、いろいろ思惑とか事情とか、あったんだとは思いますけども。

それでもしかし、この現状は…
何考えてんだろうなぁ、って感じですよね。

公共交通はつないでナンボ、だと思うんですけども。
ライバル関係にもある会社だけに、そういうわけにもいかないんでしょうか。


利用者目線で見たら、正直なんだかなぁ、ですよね。