２００９年戦力分析　～パリーグ１位・埼玉西武ライオンズ～＋順位予想

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戦力分析・西武ライオンズ


四半世紀にわたって続いた常勝西武の黄金時代が途絶えた０７年。

しかしその地位を取り戻すのは早かった。
圧倒的打撃力を持って、強い西武が帰ってきた。


これが新たな黄金時代への第一歩となるのだろうか。

２００８年成績
勝敗チーム得点チーム失点チーム本塁打チーム打率チーム防御率
７６勝６４敗４分７１５　(１位)６２６　(３位)１９８　(１位).２７０　(２位)３．８６　(２位)

とにかく得点が圧倒的。
シーズン７００点オーバーは１２球団唯一の数字で、２位のロッテと比べても５０点近く多い。

毎試合５点取れる計算になる。

また、チーム本塁打数・盗塁数がトップ。
長打も出るわ足でかき回せるわと理想的な状況である。

特に本塁打は昨年より７０本も増加している。
そりゃ得点力も上がるだろう。

だが、本塁打・盗塁に関しては実は去年もリーグトップだった。
しかし去年のチーム得点はリーグ４位の５６４。

単純に本塁打が増えた以上に得点力が上がっている。
去年と違うのは一体どこなのかだろうか。不思議な気すらしてくる。

投手力も悪くない。
失点ベースだとリーグ３位だが、自責点ベースでの防御率はリーグ２位。

打撃陣がこれだけ圧倒的であればそりゃ勝てるわけだ。

問題は守備。
リーグ最多２２のエラーを犯した主砲中村をはじめ、
片岡・中島の二遊間もそれぞれ１１、１２の２桁エラー。

外野に目を向けてもリーグワースト１，２がボカチカと栗山。

これでは正直ちょっと投手はたまったもんじゃない。
打って返しているからいいだろ、というところなのかもしれないが…


さて今季は。
先発では涌井・岸・石井一・帆足と２桁勝利が４人出た。
このあとには西口と久々日本球界復帰のワズディンが続く。

４人以降が少々弱いかというのは贅沢な悩みだろうか。

中継ぎでは星野・岡本・小野寺・正津・大沼といったあたりが結果を残した。
このあたりが変わらず力を発揮すれば、
抑えのグラマンにつなぐまではそれなりに安心してみていられるのではないだろうか。

２年目のジンクスにはまってしまった岩崎の復活にも期待がかかる。

打撃の柱は打率２位の中島、本塁打王の中村剛とＧＧ佐藤といったところだろうか。
この前に片岡、栗山の最多安打コンビの１・２番が入るのだから、打線の破壊力は恐ろしいものがある。

２桁本塁打を達成した選手が７名(除くブラゼル)と、どこからでも一発が出る。
カブレラ・和田の穴を感じない。

そして１番片岡は２年連続の盗塁王を獲得しているし、２番栗山・３番中島も２桁盗塁している。
こちらも福地の穴を感じない…。

足に集中すればドカンと食らう。打者に集中すれば走られる。
どう抑えればいいのか頭が痛くなることしきりな打線だ。

下位打線でも気が抜けない。
片岡・栗山の得点圏打率はリーグ１位と２位。

下位だからといって気を抜いて塁に出してしまうと
たちまち上位が還して主砲に回ってとあっという間に恐ろしいことになってしまう。


なんというか、これが去年楽天の下にいったチームとは思えない…
弱点といえば守備と、四球が選べないことくらい。

来季も普通に強そうだなぁ、と…
去年の成績は一体なんだったんだろうか。


・個人的注目選手
☆土肥　義弘
０５年の先発３本柱の中では一番好きだったなぁ…

中継ぎ復帰で復活してほしいところだけど。

☆許　銘傑
なんか凄い昔からいるイメージあるんだけど。
その割にさほど成績を残してるイメージも無いんだよな。

☆銀仁朗
デビュー直後までは凄い派手だったけど、最近もう一つだね。
若いキャッチャーってのはやっぱりなんだか期待したくなるんだけどなぁ。

☆細川　亨
個人的にはベニーに投げられたヒトって印象が強かったんだけど、
ここ数年で捕手として高い評価得てるの知ってちょっとビックリした。

うーん、パはホント疎くなってるな…

☆後藤　武敏
なんか分からんけど気にかかる。
なんか分からんけど凄い打ちそうな気がする。

なんでかは分からん。実際に打つかも実はよく知らんｗ


とりあえず最後に順位予想。
２００９年順位予想

順位セリーグパリーグ
１位読売ジャイアンツ埼玉西武ライオンズ
２位横浜ベイスターズ千葉ロッテマリーンズ
３位阪神タイガースオリックスバファローズ
４位東京ヤクルトスワローズ東北楽天ゴールデンイーグルス
５位広島東洋カープ福岡ソフトバンクホークス
６位中日ドラゴンズ北海道日本ハムファイターズ

うーん、まぁこんなところでしょうか。
セの２位がおかしい気もしますがまぁ期待を持ってないとファンなんてやってられないんで。

セはやっぱ読売かなー。
去年の優勝チームをそのまま挙げるってのは芸がなくて嫌なんですけど、
かといって阪神が優勝するかってーと…どうかなぁ。久保田の離脱が引っかかる。

アルフォンゾの加入なんかもさりげなく大きいような…


とりあえず中日が一気に落ちると思うんですよ。
あれをカバーできるとはちょっと思えない。
まぁ最下位予想はちょっと思い切った感ありますけど。

正直最下位筆頭はそれ考えると応援できなくなるので考えないことにしてます。

ヤクルト・広島だと上に行くのはヤクルトかなぁ。
広島は補強らしい補強が…

パは西武が圧倒的な気もするんですよねー。
結局セパ共に連覇予想の何一つ面白くない予想なんですけども。
もちろん去年数字を残した人間が同じように働くわけはないんでしょうけど。

２位にはロッテ。
あれだけ点取るのが上手いチームなんだし…


３位オリックス。
投手陣が２年連続結果を残せるかが鍵かなぁ。
ここまでの実績がない人間が多いのが不安。

でもその反面これが飛躍の第一歩なんじゃないかみたいな期待もある。

４位楽天。
ノリさん加入は大きいけど、上位にいくか、ってーと…
岩隈が２年続けてあの成績出せるわけないし。
まぁ投手陣と点の取り方次第だよなぁ。

５位ソフトバンク。
んー、なんとなく。

最下位に日ハム。
やっぱマイケル放出はダメだろ。
グリンも抜けたし投手陣調整イマイチなんて話もあるし。

リーグ最弱の打撃陣を支えられるだけの投手力はもうないんじゃないかなぁ。
ダルビッシュがあと何人か要るわ。


とりあえずまぁこんなところで。
　　　　
さー、また１０月に恥をかくことになるのかｗ