2009年戦力分析 ~パリーグ2位・オリックスバファローズ~


コリンズ政権3年目も相変わらずの低迷スタート。
これは今年も案の定か、と思いきや、5月21日になんとコリンズが電撃辞任。
代わって大石ヘッドコーチが昇格し指揮を執ると、見る見るうちにチームは上昇。

終わってみればなんと2位通過。
9年ぶりのAクラス、7年ぶりのシーズン勝ち越しの快挙となった。

先発は新人王小松を筆頭に山本、金子、近藤が2桁を挙げ、抑えの加藤が最多セーブを獲得。
野手では坂口がGG賞、ローズが打点王とここの成績も素晴らしいものとなった。

一体誰がこの躍進を予想していただろうか。

残念ながらCSでは第一ステージ敗退となったが、
来季は是非ともこれを突破して13年ぶりの日本シリーズ出場を果たしたいところ。


2008年成績
勝敗チーム得点チーム失点チーム本塁打チーム打率チーム防御率
75勝68敗1分637 (3位)605 (2位)152 (2位).262 (5位)3.93 (4位)

主な数字はさほど高くない。
しかし07年と比べると併殺が大幅に減り(121→90)、四球が大幅に増えた(366→435)。

得点効率が大きく上がったという事なのだろう。
果たしてそれだけでここまで上がるものなのか不思議ではあるが。

コリンズ監督の手腕はよほどのものだったのだろうか…

さて今季は。
先発では前述した2桁カルテット(小松、山本、金子、近藤)の存在が大きい。

彼らが2年続けて成績を残せるかという不安はあるものの、
これ以降でも岸田、平野佳、阪神から移籍のボーグルソンと十分力のある選手が控えている。

なかなか充実の先発陣ではないだろうかと思う。

中継ぎの数字が少々不安ではある。
菊地原、香月、山口といったあたりが柱になり、
その後に川越、本柳、清水らが続くのだろうが、あまりこのメンバーの数字がよくない。

抑えの加藤大に回してしまえば何とかなるのかもしれないが。


打撃面では今年も大きな補強。
楽天から自由契約ホセ・フェルナンデスを獲得した。

いい加減守備がわんだふるなことになってしまいそうだが、
それでも打撃力という面では大きなプラスではないだろうか。

一体どこを守らせるのか知らないが。

捕手ではそろそろ日高の後釜を用意する段階に入りたい。

内野は助っ人陣が一体どこを守るのかで変わってくる。
最悪(?)の場合は一塁カブレラ、二塁ラロッカ、三塁北川に、
DHフェルナンデス、レフトローズともうなんというか目も当てられないような事態も予想される。

さすがに二遊間は大引や後藤といった守れる選手が来るだろうと思うのだけど。

外野はGG賞獲得の坂口、ホークスからトレードで獲得の大村と力のある選手がいる。
足が使える選手も多く、一発だけでなくスピーディな野球にも期待が持てる。


全般に戦力面でこれといったダウンは見られず、
来季もなかなか期待できるような気がする。


・個人的注目選手

☆坂口 智隆
交流戦の京セラドームでやりたい放題されたのがものすごく印象的。
正直もう笑うしかなかったね、アレは。


☆森山 周
交流戦1戦目は坂口と彼の「足」にやられた。
足が使える野球って本当にうらやましいですよね…

応援歌が何気に好きです。

☆後藤 光尊
去年も見に行った試合でやられた。

でも今年はもうオリ戦見に行くこと無いからちょっと寂しい気もするかな。

☆岸田 護
ドラフト直後の社会人大会の中継をたまたま見てた。
いいピッチャーだなー、と思ったけどその後それなりに結果を残してるようで何より。

今季は怪我無く活躍して欲しいもんです。


とりあえずまぁこんなところで。
    

まさかオリックスがここまでやるなんてねぇ…
今年はもうちょっと高く予想しといた方がいいのかな。