SMBC日本シリーズ2017 2戦目 ショートの差

大敗から一夜明け。

またしてもしんどい試合でしたね。
2戦目の先発は勝ち頭の今永。
対するホークスは最多勝、東浜。

今日も先頭の柳田にヒットを浴び、今宮に送られ、デスパイネのタイムリーであっさり先制。
強いチームが予定通りに点をとって来るんだからたまんないですよね。

しかし今永失点はこれだけ。
エンジン全開、伸びる真っ直ぐとキレ味抜群のスライダーが冴えわたり、
2ケタ10奪三振、6回を初回の1失点のみに抑える快投を見せました。

援護したい打線は6回、梶谷が強引にライトに叩き込み、まずは同点!
これが梶谷の持ち味ですよねー。膠着状態を一人で強引に切り開く一発長打。


そして2死からは同級生、首位打者宮崎の2ランで勝ち越し!
ここまでヒットが出ていなかった宮崎の待望のシリーズ初安打が、最高の結果に。


一気に横浜がゲームの主導権を握った…



はずでした。



7回。
2番手三上が先頭明石にツーベースを浴びると、
城所に送られて1死3塁、バッター柳田。


まぁ、長打以外ならオッケーと思って見ていましたが、
3番手砂田がしっかり抑えきれず、タイムリーで1点差。

三上はCSで信頼感を回復した感もありましたが、
砂田はずっと難しい感じですよね。

前日には抑えてるし、田中が炎上してるから選択肢が無かったと言えば無かったんですけど。


結局4番手には、前倒しでパットンを投入することに。

ここで今宮の打球は痛烈にセカンドを襲うも、
これを柴田が上手く抑えて素早く2塁へ送る、素晴らしいフィールディング!


を、倉本がポロリ。
ゲッツーでチェンジ、がまさかのオールセーフ。
しかもここからクリーンアップ。


最悪の場面で、最悪のプレーをやってくれたものです。


パットンはデスパイネを空振り三振に打ち取るも、
内川に対してフルカウントからわずかに外れて四球で満塁。

そして5番中村晃にライト前に運ばれ、これが決勝の逆転タイムリーとなってしまいました。

2点目のホームクロスプレイは当初アウトの判定も、
リプレイ検証の結果セーフに覆るなど、ちょっとすっきりとしない内容。

まぁ、角度によってはセーフっぽくも見えましたんで、
判定についてはどうこう、言うつもりもないですが。

送球が逸れてなければ、ねぇ…。



盤石の中継ぎを誇るホークス相手に、
7回裏での逆転はあまりにも重く。

最後はサファテに締められ、
2連敗となってしまいました…


まぁ、この日一番大きく目立ってしまったのはショートの差ですよね。
致命的な場面でよりによってのミスをやらかした倉本に対し、
ロペスの痛烈な三遊間の打球にスーパープレーを見せた今宮。


悪いけど、悲しくなりますよね。


そしてショートもそうだけど、
1番センターの差も大きすぎますよね。

今日もマルチヒットの柳田に対し、
今日は全打席三振、前日から続く連続三振5はシリーズ記録タイの桑原。

これでは勝てるわけが…


倉本もそうですけど、
我慢して固定し続けてきたことが完全に裏目になってますよね。
無理やり出し続けたために、代わりがいない。

控えの経験値が圧倒的に不足していて、
このシリーズの舞台で入れ替えをするのはあまりにリスキー。


もうこの二人と心中するしかないんですよね。



リリーフが薄いのもしんどいです。
今季60登板以上が5人でしたっけ、出ましたけども。
ヤスアキ、パットン以外が信頼ないでしょ。
田中も三上も砂田も。


となると先発が7回まで行くしかないんですけど、
今の横浜で一番と言える投手の今永を擁して、6回までがいっぱいだったわけですよ。


これ、どうしましょうかね。
エスコバーしかいないな。




なんというか気が重くなる敗戦でした。
それでもまだ、2敗。

あと一度は負けられるんです。


ここからホームに戻って3連戦。
今月1日に、力強くキャプテンが宣言した「横浜に帰る」。
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その約束をどれほどの人が信じていられただろうか、と思います。

ファンですら、
期待こそしても信じられない約束であったのではないかと。


信じられないほどの快挙を成し遂げて、
横浜に帰還の時。どれほどの大声援が球場を包むのか。

少しでもそれが選手の後押しになればいいな、と思います。


反撃の時ですよ。
ホークスはそら強いです。
この2戦、本当にハンパなく強い。

それでも、やられっぱなしで黙っていられますか。
昨日のインタビューで工藤監督も「福岡に帰る」宣言をしたそうですからね。

そのお言葉通り、帰らせてやろうじゃありませんか。



自分はチケットないのでテレビ観戦ですがね…
泣きたい。