複線高架の単行ワンマン 嵐の名古屋へ その2

高架を登り、今来た区間を振り返ります。
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橋脚が一部不自然な感じに。

足元にはささやかな案内ペイント。(振り返って撮ってます)
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のりば、ってさらっと書いてあるけど、
結構中央線の乗り場まで距離あるぞこれ。

高架の端が一部研修庫みたいな感じになっており、
のりばまでは高架をあがってもう少し歩くようになります。
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あんまりもったいぶってもアレなので、そろそろ解説。

これから乗るのは東海交通事業城北線
かつて国鉄瀬戸線として計画された路線の一部を開業させたものです。

第一種鉄道事業者として施設を保有しているのはJR東海ですが、
子会社の東海交通事業第二種鉄道事業者として列車の運行を行っています。

今の勝川駅は仮設の状態であり、
乗り入れの準備工事も既になされている状態ではあるのですが、
この500mの延伸の目処は今のところは立っていないのだそうです。

同じ「勝川駅」を名乗っているというのに。
不自然な中央線勝川駅のホームも、あの橋脚もすべて準備だけはされている状態。

あと残りはわずか…に見えるんですが、そのわずか、がまた遠いんでしょうね。


元々は貨物列車を名古屋中心部から迂回させる目的で計画された路線。
旅客輸送はどこまで考えられていたのかは分かりませんが、
大都市近郊の高架複線路線であるにもかかわらず、走るのはワンマン単行の気動車
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なんとも不思議な路線ですね。


しかし車内はそれも納得の乗車率。
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うーん。
時間帯はあるとはいえ、周りなんか見渡す限り全部住宅街なわけで。

それでこの状況ってのは正直ちょっと不思議でもありますね。


勝川を出てしばらくは高速道路と並行しています。
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列車の車窓にあの緑の看板見るのも不思議な感じだな。

途中名鉄線を跨ぐ箇所では懐かしい景色が見えました。
上小田井駅付近ですかね。たしか就活してた頃、
無駄に名古屋からあそこまでパノラマカーに乗った記憶があります。


高架なので結構遠くまで見渡せるとは言え、
日も沈んでいては特に見るものもなく。


終点枇杷島に到着しました。
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下車時に運賃を精算し、運転士からこんなものを貰います。
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あらかじめ準備してあるんですね。
足りなくなったりしたらどうするんかな。
そんなことはないのか。


ひとまずこの後は東海道線乗り継いでこの日のお宿へ。
台風が接近している中、名古屋の旅が続きます。