仏生山駅からガソリン道へ  塩江温泉鉄道跡その1

GWことでん三昧初日。

以前から気になっていた廃線跡を探索することに。
まずはことでん仏生山駅へ向かいます。

おぉ、留置線に琴平線カラーの600形!
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長尾線への大型車両導入で琴平線に転属しているという話は聞いていましたが、
運転時間が平日ラッシュに限定されていることもあって実際に見るのは初めてです。

600形は志度・長尾・琴平の3線にいるんですね。
ことでんの中で全線にいるのは今のところこの車両だけ。

工場が併設され、ことでんの中心的存在の仏生山駅
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乗降人員でも琴平線瓦町以南では最大なのだとか。

駅の東側には工場から引き込み線が伸びてきています。
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たまにレトロ列車がこの留置線にいたりしますね。

この留置線がかつては別の鉄道でした。
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塩江温泉鉄道
その名の通り「高松の奥座敷」塩江を目指して建設されました。

当初狭軌で計画されましたが、
琴電からの貨物直通を想定して軌間標準軌に変更して開業。

しかし開業までの間にトラック輸送の方が効率的との判断がなされ、
この路線に貨物列車が走ることはありませんでした。

ちなみに非電化路線が標準軌を採用したのは日本内地でここだけなのだそうです。

道沿いに看板が立っています。
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かつてガソリンカーで運行されていたことから、
路線跡は今も「ガソリン道」の名前で呼ばれているそうです。

今回はこの廃線跡を追っていきます。


ガソリン「道」の名の通り、廃線跡は完全に道路に転用され、痕跡は見当たりません。
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道路幅が微妙なあたりがかすかに廃線跡の痕跡といえるくらいですかねぇ…
2車線にならない程度の中途半端な道幅です。

少し道幅が広めに。
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かつてはあの交差点も踏切だったのでしょうか。
その頃には道路自体無かったかもしれないなぁ。

廃止は1941年。
ちょっと時が経ちすぎていますよね。

この坂なんてホントに廃線跡なんだろうか…
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途中駅跡もいくつか通り過ぎているはずですが、
ちょっともう分かりませんね。地図とかちゃんと用意しないと無理だなぁ。


あやふやな感じで進んでいきます。


続く