「北陸」シャワー室の悲劇  北陸周遊 その12

目が覚めたのは上野到着1時間前でした。

ひとまず昨日購入したシャワーセットをもってシャワー室に向かいます。
シャワーカードは発車前に売り切れたとのことでしたが、
シャワー室は混雑しているわけでもなく。

ホントにシャワー浴びたかった人がいたらかわいそうだよな、とちょっと思いました。



シャワー室自体は、以前にサンライズで入ったときとそう構造に違いはありません。
特に写真を撮ることもない、というか、
裸でちまちまネタにする写真を撮るのはなんだかわびしいもんがあるのでカメラは置いてきましたw

とりあえず6分間と限られた時間しかお湯は出ませんので、
手早く済ませなければいけません。過去の経験上、6分あればまぁ十分なのは分かってるんですけども。

まずは頭から…

ん、なんかちょっとぬるいなぁ。
あ、温かくなってきた。そうか、最初ちょっと冷えたのが出てただけか。

おぉ、ちょうどいいわ。
こんなもんでいいわ…



…?

…熱っつ!熱っつ!

なぜか温度が急上昇。熱湯が噴出しています。
これではさすがに頭洗えません。火傷で丸ハゲになってしまう。

あわてて温度調節をひねろうとしたらこれがまた固い!めちゃくちゃ固くて動かない!
タオルを巻いて滑り止めにしてもちょびっとしか動きません。

それでもそのちょびっとで一気に温度は急降下。
よしよし、これで…と思ったら、そのまま温度が下がりすぎて今度は冷水が噴出。

冷たっ!冷たーっ!

いま1月だぞ!こんな冷たさ浴びたら死ぬわ!と半ギレしつつ、またも必死で温度調節。
ホント固ってぇなこれ!

ようやく温度が安定したころには、貴重なシャワー時間を2分も消費していました。


…こんなシャワー室さっさと廃車にしちまえ。


そんなこんなでちょっとアレな感じの思い出を胸に、列車は上野駅へと到着。
イメージ 1
もうちょっと気持ちよく降りたかったもんだ…w

寝てる間に機関車はEF81からEF64の1000番台へ。
イメージ 2
北陸の機関車は綺麗だ、なんて話をどこかで聞いた気がしますが、
確かにつやがあって綺麗ですね。

それももうすぐ役目を終えるとあってはなんだか寂しいですけど。
北陸廃止後はどうするんだろうこの機関車。よく知らないけど。


そういえば、先に到着した能登は、と思って周りを見渡すと今まさに回送されていくところ。
イメージ 3
もうちょっと早く気づいてりゃよかったなー。


ひとまずはまぁ、北陸にお別れを告げます。
イメージ 4
大学2年の頃だったか、せっかくひと月前から指定をとったのに、
豪雪により運休、なんて苦い思い出のあったこの列車。

今回はそのリベンジもあって、でしたが、
出来ることならこんなさよならムード関係なしに乗ってみたかったです。
それだけはホントに残念ですね。


まぁしかし寂しいもんですよね。列車の廃止ってのは。

でも寝台列車なんてのはもう時代にそぐわないんだろうな、と思ってしまいます。


普通の夜行列車ですら、運転士・車掌・客扱いする駅の駅員・信号担当と列車にかかわる人たちがいて。
その人たちは通常みんなが寝ているような時間帯にお仕事をしなけりゃならないわけですよ。

寝台列車ともなればこれにリネン担当なんてのまで加わって。
これらの人々がかつて夜行列車がいっぱいあった頃ならともかく、
最近ではもう数少ない1本、2本のためだけに必要になってしまうんですよね。

寝たまま目的地に移動できる、ってのは夜行列車の最大のメリットですけど、
列車が走るって事は、こっちが寝てる時間に働いてる人々がいるってことなんですよね。

そして保線の人たちなんかはその列車の為に作業の中断を余儀なくされたりして。
いろんなところに影響があって。

なのに寝台列車ときたら定員が多くないから収入も多くないと来て。
値段を下げるわけにも行かないでしょう。
人手がかかってるんだから。


これじゃあね。
むしろ存続するほうが不思議じゃないのかと思うのです。

もう、移動手段としての夜行列車は使命を終えたのではないのか、とすら。


なんて理屈では分かってるんですけどね。
それでもファンとして寂しいもんは寂しいんじゃー!と。

お金を出して乗りに来るのが自分に出来るせめてものこと、ですかね…



とりあえず上野からは常磐線へ。
イメージ 5
最近の車両は面白くないとかたまに聞きますけど、
自分はこのE531とか東海道のE231とか結構好きです。
かっこいいと思うんだけどなー。


そしてグリーン席へと向かいます。
イメージ 6
この車両結構好き、とはいったものの、
睡眠不足で普通の席に座るのは正直あんまりw

ちょっとお金出していい席に座れるならそんでいいではないですか。
ICカードかざして席を確保するのも楽しいしw


勝田駅であの車両と久々の再開へ。




つづく