金箔切符はちょっとほしかった 北陸周遊 その10

金沢駅東口に出てきました。
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ガラス張りの「もてなしドーム」と正面の「鼓門」。
何度か来たことはありましたけど、夜に見るとまた雰囲気違ってステキですね。

その下に続くエスカレータを降りていくとこんな駅が。
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北陸鉄道浅野川線北鉄金沢駅

こちらもかつては広大な路線網を有していたそうですが、
現在残るはこの浅野川線石川線の2路線のみ。わずかに20kmちょっとにしか過ぎません。

「鉄道」と名がつくも、経営のメインはもうバス事業なのだとか。
ちょっと寂しいお話ですね。

とりあえずせっかく来たから終点まで乗って折り返して来ようかと。
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もと京王3000系がお出迎えです。

どこかで見たな、といった感じ。
岳南でも見たし、最近だと伊予鉄にも来てますね。

でっかいスノープラウがあるのがさすがに雪国って感じでしょうか。

この鉄道で一番興味深いのがこのフリー切符。
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浅野川線石川線ともに1日乗り放題でお値段1000円。
全線乗り潰すだけで楽に元が取れる値段設定もうれしいところですが、
何より面白いのは切符に地元金沢の名物、金箔があしらわれているところ。

なかなかないですよ。文字通り本当に金ピカな切符ってw


大変興味深く、ここに来たなら買ってみたい、と思っていました。

が、今回乗車するのは浅野川線のみ。
往復運賃って610円なんですよ。 元が取れません。

いくらフリー切符大好きでさらにそこに面白い切符があったとしても。
実際乗る以上のお金を投げ打つというのはどうも。

まぁ来年また北陸来るからそん時でいいや、とあっさり見送ったのです。
しかし果たして「来年」は本当にあるのか?w

金沢を出た列車はすぐに地上へと上がり、すぐ次の駅七ツ星に止まります。
すぐ近くにはJR北陸線の高架が見えていました。

あの時車窓に見えていた線路はこれだったのか、と。
いまさらながらそんなことに気づいたり。


もう日も沈み流れる車窓は暗闇ばかり。
時折耳に届く踏切の音だけがひたすら印象に残ります。

「カンカン」と響くその音はどうやら電子音でなく実際に鐘を叩いている様子。
不思議な響きです。


かなり厳しい制限の掛かっているらしい鉄橋をゆっくりと渡り、列車は終点内灘へと到着しました。
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いいなぁ、夜の終着駅。

見えづらいですが駅舎は2階建て。
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2階は宿泊所なのでしょうか。

ICカードもあるんですねー。
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すごいな。

出札窓口の奥には制御盤も見えます。
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どこの鉄道でも基本デザインは同じなんですね。
いつも自分が触ってるのとパッと見そっくりだ。

たぶん作ってる会社なんかが同じだったりするんでしょうね。
まぁ、よくよく見るとちょっと操作法が違うみたいだけど。


制御盤があるということは入れ替え作業があるということで。
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それは要するに車庫併設駅なのだと。

並ぶ車両にバリエーションがあればもうちょっと楽しかったかな…w
車庫の中には何かいるのかな。


結局その折り返しで戻ってきました。
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さぁ、いよいよ今回の旅行の最大の目的がやってまいります。



つづく