夜行急行乗り継いで  北陸周遊 その1

1月3日。
正月3が日を泊まり・泊まり明け・日勤の鬼シフトで乗り切り、
仕事終わって即、着替えて列車に飛び乗りました。

やってきたのは新大阪12番ホーム。
ここから北へと向かうのです。

カーブの向こうから姿を現したのは大きな車体と3灯ライト。
イメージ 1
583系、寝台急行きたぐに
旅のファーストランナーがこの列車とは。
なんともステキな出だしではないですか。

とりあえずここまで乗ってきた新幹線等は「移動」です。旅行じゃないんです(笑)

乗車するのはこの車両。
イメージ 2
グリーン車だ!


今回の第一目的地は北陸。
翌日の始発サンダーバードで出るよりも早く到着できるこの列車は非常に都合がいいのですが、
さすがに新潟行きの列車を北陸で降りるとなると、距離も時間も短くなってしまいます。

そんな状況で寝台を使うのはなんだかもったいないですし
横になると熟睡して新潟まで行ってしまいそうな気がします。

かといって自由席利用は正直ちょっと微妙。
正月3が日最終日ですから、席が確保できない可能性も…

仕事終わって即座に出てきて疲れてるところに席まで確保できないとなると、
正直それはもう旅行どころではないですし。

というわけで、間をとってグリーン利用になりました。
普通車指定席があれば一番よかったんですけどねー。グリーンって。

座席はこんな感じです。
イメージ 3
思えば自分でお金払ってまともにグリーン席乗ったの、これが初めてなような…
JR四国のバースディきっぷみたいなのはありましたけど。

疲れているとはいえ夜行列車の旅。
眠るのがもったいない気がして、カーテン開けて流れる車窓をぼんやりと見つめていました。

しかし記憶があったのは京都まで。
次に目が覚めたのは富山駅直前。車掌さんに起こされて、でした。
やっぱ疲れてたんだなぁ。

早朝4時30分。
イメージ 4
降りる人もそうはいません。車内の電気だってまだ消灯中ですし。

ホーム端には雪が。
イメージ 5
気候が変わると遠くに来た実感がわきますね。

終点新潟へ向け、暗闇の中へ走り去っていきました。
イメージ 6
きたぐにの新潟到着は8時29分。まだ4時間も残っています。
ずいぶん遠くへ来た気がしますが、きたぐににとってはここはまだまだ中間地点なのですね。

さてこんな早い時間にここまで来てどうするか。
ここ富山からは未乗路線がいっぱいあります。

しかし時刻は早朝4時半。

富山地鉄は入り口そのものが開いてません。
イメージ 7


じゃあポートラムはどうかな、と思ったら、北口改札がまだ開いてません。
イメージ 8


とりあえず駅員さんに聞いて地下道を発見。
通り抜けてポートラム乗り場にやって来たはいいものの…
始発列車は6時前まで無いわけで。

どーしようも無いねこりゃ。

引き返してふらふらしてると、富山地鉄の方は入り口が開いてました。
イメージ 9
レッドアロー乗りたいなぁ…

しかし未乗路線に中途半端に乗るのも何だかな、という感じ。
正直今回富山地鉄の鉄道線は計画に入れてないんですよね。全部乗れそうも無いから。

でもこのフリーきっぷは魅力的過ぎます。
イメージ 10
ありえなくないですか。7日間ですよ。「7日間全線乗り放題」で2000円。
1日2000円でも相当破格なのに7日間。この価格設定はさすがにどうかしていると思いますw

こりゃあ、来年の年末年始は富山だな…。


結局JR富山駅まで戻ってきました。
乗り換え案内には高山・岐阜に加えて岩瀬浜立山宇奈月まで。
イメージ 11
そういえば昔スーパー雷鳥とかサンダーバードって、宇奈月温泉まで直通する列車がありましたよね。
詳しくは知らないし乗ったことも無いですけど…

私鉄線への乗り入れ特急とか面白そうだなぁ、と思った記憶があります。


こんな時間だというのにホームにはちらほらと人影が。
なぜかと言えば、こんなのが登場するからで。
イメージ 12
寝台特急「北陸」。
2010年3月改正での廃止が決定。その歴史に幕を降ろすこととなりました。

なくなるとあれば見たくなる、と。
こんな朝早くからカメラ持った人がわらわらと集まってきております。

そしてその北陸を見送って5分と経たず。
ポイント向こうに輝く3つのライト。
イメージ 13
こちらもまた3月改正で姿を消すことになる車両。

489系、急行能登
イメージ 14
こちらは3月改正で臨時格下げ。
列車自体はかろうじて残るものの、車両の方が引退ということになりました。

ボンネット車両がついに最期を迎えることになったのです。
じゃあその前に乗っときますか、ってなわけで。

あ、車番プレートがシールに…
イメージ 15
やっぱりなくなるのが近くなるとこういうのはありますよね。
まぁ以前からなのかもしれないけれど。

わずかに15分ほどの乗車で能登とはお別れ。
イメージ 16
名残乗車とも言えないほどちょっとだけではありましたけども、
まぁ、せっかく機会があったんだから乗らないよりは、ね…



ひとまずまた別の路線へ向かいます。



つづく。