雪の伯備線と松江温泉  神話の国の黄色い電車 その1

12月の半ばのお話。
日本列島を寒波が襲い、日本海側では北陸を中心に大雪、強風による列車の運休が発表されていました。

職場にも次々と遅延、運休を知らせるFAXが届いています。


そんな中、よりにもよってその日本海側へと向かおうとするバカ一人。
この日の目的地は島根。一畑電車に乗りたくなったのです。

幸い島根、鳥取、兵庫北部方面には、まだ遅れ・運休は出ていない模様。
しかしこの先どうなるかは分かりません。おてんとさんに聞いとくれ状態。

さすがに職場の皆さんも半ば呆れ顔で送り出してくれたのでした。
「まぁ、明後日までには帰って来いよ」と…。

さて列車乗り継ぎ乗り継ぎして新見駅です。
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かなり道のり端折りました。
何せ泊まり明けで眠かったもんで。

泊まり明けで長距離列車に乗ると、まるでワープしたかのような感覚を気軽に味わうことが出来ます。
よだれのオマケつきで。

新見駅前にはイルミネーションが。
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最近はホントこういうの増えましたね。
LEDの普及って大きいなぁ。

駅前の道路を真っ直ぐ進み、本屋で買い物してUターン。
列車に乗りながら漫画読むのって好きです。車窓見ろよって感じですけど。

橋の上に鯉のえさ販売設備みたいなのが。
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肝心のえさはどこなのか。

甌穴があるそうですよ!
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いや、あり、とか言われてもね。
そんな珍しいものなのかよく分からないのです。

あれでしょ?なんか小石がぐるぐるして岩に穴あけるとかそういうやつでしょ? 

でもちょっと調べたらなんか珍しいっぽいです。
天然記念物になってるものもあるんだそうで。ふーん。

駅に戻り列車待ち。この乗り換え待ちってのはなんとも退屈ですね。
まだこうやって駅周辺ふらふら出来ればいいけど、田舎とかだとまるで何も無かったりするもんな。

到着した列車のワイパーには雪が。
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さすがにここからの国境越えは厳しい様で。
冬場はそういうの意識しやすいですよね。


ちょっとは積もってたりするといいなー、なんて。

そしたらもうあっという間にこんなんでした。
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やべぇ。

もう雪の勢いがすごい。さすがは大寒波だな、とちょっとよく分からん感心をしてました。

米子に到着。
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山を登ってまた降りてきたところなのでさすがに雪はさほどでもないですが、
それでも太平洋側に比べればもうなんか十分なほど。

テンション上がってきますねw

米子から今日のお宿のある松江へ。
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とりあえず本日の移動終了。
さっさと駅前のコンビニでかった夕食食って就寝しました。
列車の中で寝たとは言え、そんなもんで疲れなんぞ取れるわけないのです。

昔は終電ギリギリまで列車乗ってたなぁ。
昔つっても1年たってねぇけどなぁ(笑)


そして一夜明けて。
松江駅前から一畑電車松江しんじ湖温泉駅まではせいぜいあって2kmといったところ。

歩けねぇことねぇだろ、ということでちょっと早めに起きててくてくと。
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宍道湖に注ぐ川にかかる橋です。
朝早いからホントもうさーむいのなんのって。

そして道がもひとつよくわかんねぇというか。
こっちの方だろうなー、と思うんだけども…くらいのノリで歩いてきてます。

そんなもんだから、当然、事前の予想より時間は掛かるわけで。
そして事前の予想をはるかに越えた寒さな訳で。

もう、駅が見えたときのホッとした感ったら無かったです。
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よかった着いたー。


一日乗車券を券売機で購入し、いよいよ一畑電車の旅の始まりです。



続く