【玉野市営電鉄】　玉野市役所前～藤井海岸～保健所前

玉野市役所前を出てすぐのところには橋が架かっていました。

何かしら痕跡はないかと期待したんですが、橋自体が廃止以後に架けられたもの(昭和４８年)ですし、
そもそも川が暗渠化されてしまっており、仮にどこかに痕跡が残っていてもそれは確認できない状態でした。

ちなみに写真奥に写っているあたりが市営になってから設けられた交換設備、古塩浜信号所だったそうです。

築堤で徐々に高度を上げ、中山トンネルへと向かいます。

ちょっと手前に橋がかかっているようです。

降りてきてみました。

当時のものの再利用ですかねぇ。

中山トンネル宇野方坑口。

照明がさっきの天狗山トンネルよりも多いです。
薄暗いことに変わりはないですけど。

玉野方坑口。

ここも架線固定用の金具が残っています。

このトンネルから次の保健所前駅の間には藤井海岸駅が存在しましたが、
痕跡がまるで無く普通に歩いているだけでは気づくことが出来ませんでした。

ふと思いついて道の横を覗くと石垣が。

当時のものですかね。たぶん。

そのほかここまで同様橋の痕跡は多くみられました。

コンクリートだと正直あまり廃線跡、って感じが沸きにくいんですが。

保健所前駅跡には非常に珍しい痕跡が。

線路跡脇のアパートから空中へ階段が下りています。

これ、かつてホームに直接つながっていた階段なのだそうです。
路線が消えホームも撤去された結果、階段だけが取り残されてしまったとか。

ホンマかいな。

しかしまぁ便利ですよね。廊下から直でホームと行き来できるアパートｗ
駅から徒歩０分ｗ

休みの日とかは家の前を行きかう列車の音がうるさくてたまらないだろうけど。

短い距離の中でもそれなりに見所あって面白いです。
とりあえず後２回くらいで終わるはず。

続く。