【玉野市営電鉄】 玉野高校前~西小浦~玉野市役所前



玉野高校前を後にしてカーブを曲がると行く手にはトンネルが見えてきます。
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鉄道用トンネルがそのまま遊歩道トンネルとして残っているようです。

宇野方坑口。ピンボケで見えづらいですが、何度か補修が行われている様子です。
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トンネルは軽く右手にカーブしていて向こうは見えません。

銘板などは見当たりません。
とりあえず天狗山を貫いているので天狗山トンネルとマップでは呼称しましたが。

坑口上部には架線を固定していたという金具の跡。
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坑口がコンクリ巻き立て補強されているのも分かります。

照明が設置されてはいますが、ちょっと光量不足な気がします。
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カーブしていて先が見えないのでちょっと怖い。

壁面にも金具らしきものが残っていました。
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こういうものをみるとやっぱり鉄道跡なんだなと実感がわきます。

トンネル内の補強は均一でなく、場所によって違うようです。(振り返って撮影)
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手前がコンクリブロック、奥はその上にさらに吹きつけ補強してるみたいです。


玉野方坑口。
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両脇の石垣はそのまんまみたいですね。

このトンネルを出てすぐが西小浦駅跡。
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この鉄道跡としては珍しく駅跡が分かりやすく再利用されています。

ここから先は低めの築堤が続きます。
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低めとはいえ築堤で、両サイドに道路が走っているもののこの遊歩道の横断は不可能。
こんなの不便じゃないのかなぁ、と思うんですが。

不便さをとってまで鉄道の姿を残そうとしたんでしょうか?
それとも築堤を削るお金が無かっただけか?w

築堤区間を終え道路を渡ると玉野市役所前駅。
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まるで痕跡など残っていません。
この写真も駅跡を意識したものでなく、ただ単にこの区間で偶然写真を撮っていただけという代物。

今回の探索で駅跡をそれとして捉えていた写真の方が少ないくらいです。

結局それだけ駅の痕跡が残っていないということでもありますが、
ただ単純に自分の事前調査の不足ということでもありますw


でもまぁ、やっぱり駅跡には何かしらの記録というか目印が欲しいものですね。


とりあえずまだ先は長いです。


続く。