その機関車が見つめる先は (熊本・島原ぶらり旅20)

写真を撮り終わったのでさっさと撤収。

その前にちょっとだけ寄り道をしていきます。

時間短縮のため、目の前の斜面を駆け下りさらに反対側へとよじ登りました。
本来はちゃんと橋も架けられているんですが、そこまで大回りするのがめんどくさかったので…

斜面を越えるとすぐそこに機関車が保存されています。
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D37型ディーゼル機関車、D3703。

C12蒸気機関車に代わる貨物列車牽引機として導入されました。
製造はなんと、我が地元神戸の川崎車輌

なんでもないようなことですがちょっと驚きでした。

全3両が製造され、貨物輸送廃止と共に2両は解体されてしまいましたが、
この1両のみは業務用として生き延びたそうです。

そして運よく残ったこの車輌は雲仙岳噴火災害の復旧資機材運搬に大活躍。
その縁もあってか廃車後この地に保存されることになりました。

保存場所のすぐ横を線路が走っていました。
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間もなく目の前を走らなくなる後輩達を見守っているようにも、
その向こうに見える雲仙岳を見つめているようにも見えました。


しかし保存するならせめて屋根くらいはつけて欲しいもんですね。
早いですよ。雨ざらし鉄道車両の劣化は。

とりあえずこれを見たので目的は終了。さっさと安徳駅に戻ります。
あんまりもたもたしてると列車に乗り遅れてしまいます。

1時間ちょっとしか時間を取っていなかったのでちょっと焦り気味。

踏切から水無川橋梁を。
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綺麗な橋です。

川上にかかる道路橋から。
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水無川の名前の通り、普段は水が一切流れていません。

しかし立派な橋ですね。
廃線後はどうするんでしょうか。
遊歩道にでもするのか、それとも鉄材として売り払ってしまうのか…

安新大橋。
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いっそこの橋渡っていければ駅まで近いのに。

個人的な記録写真。
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何の記録なのかは言わないし言う気も無いので
自分にしか分からないんですが、まぁこのブログは自分の記録だからそれでいいのだと思います。

とりあえず列車の時間には間に合いました。5分前の到着でした。
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列車到着前に駅の階段を息を切らせて駆け上がってきたかと思えば
列車の音には即座に反応しカメラを取り出してシャッターを切る。

それまでのんびりとホーム列車を待っていた親子連れにはさぞ怪しく思われたことでしょう(笑)


ひとまず最後尾に陣取って廃止区間の駅記録を続けます。

秩父が浦駅
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やたらとホームがカーブしています。

次の島原外港は前日にも訪問しているのでパス。
とりあえず廃止区間は一通り見ることが出来ました。

腹痛でダウンしていた夏のリベンジは果たせたかな、と思います。


とりあえず南島原で降りることにしました。





続く。