三木鉄道を歩く その1 厄神駅

2月20日、18切符の発売日に
私は赤券購入のため厄神まで遠征していました。


いつもなら大回りで行くところですが、今回はちょっと行程を変更。
三木鉄道に乗ってみることにしました。


三木鉄道
元々は大正6年全線開業の、非常に古い歴史を持った路線です。

播州鉄道により開業され、播但鉄道に譲渡された後に国有化。
その後昭和60年に、第3セクター三木鉄道として再出発しています。


開業以来ずっと利用者は減少を続け、
2004年の利用者数は開業時の半分以下。


終点三木駅が市の中心部にない、
神戸電鉄粟生線開業によって神戸方面の需要を奪われる等、元々利益の上がりにくい路線でした。

しかも第3セクター転換後は厄神でJRと線路が分断されたため、加古川方面に出るにも不便。


いつ廃止になってもおかしくない状態だったんですが、
2006年に「三木鉄道の廃止」を公約に掲げた薮本氏が市長に当選。
市民アンケートの結果でも、7割が廃止に賛成し、
何をどうあがいても廃止は避けられない状況となりました。


とまあ、なんと言うか可哀想な路線です。
本来必要とされるはずの市民に「いらない」と言われるなんて…

ちなみにウチの家族にも「何それ?」と言われました。結構近く走ってるのに。


とりあえず本題へ。
厄神で18切符を購入した後、時間が合わないのでまずは線路に沿って歩いて見ることにしました。

厄神駅。一番手前の線路が三木鉄道の線路です。見えないけど。
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加古川線の車庫の横を真っ直ぐ進んでいきます。
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加古川線は車庫の反対側から左に大きくカーブしていくので、このあたりでは既に離れています。
こっちが本線でもおかしくないような雰囲気ですね。


線路端の看板。「せんろの中へは 入らない!」
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1時間に1往復しか列車が来ないので、入ってもよっぽどのことがないと轢かれはしないんですけどねw
まあ、注意を促すのは大事です。


踏み切り。
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三木鉄道は全線非電化でディーゼルカーしか走っていませんが、
なぜか看板の車両にはパンタグラフ


…こういうところにこだわるあたりが「マニア」だの「オタク」だの言われる理由でしょうかw

ここまでは大体線路に沿って歩けたんですが、
ここからは微妙に道路が線路から離れて、ちょっと見て歩くにはしんどかったりします。


遮断機のない踏み切り。
イメージ 5
なぜか色が赤と白。



厄神を出発して20分。
最初の駅が見えてきました。



続く。