神戸臨港線跡を歩く その3

架線以外はほぼ完全な姿で残る線路跡を横目に見ながら進みます。
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いやぁ、やっぱ廃線跡歩きも線路が残ってると面白いなぁ。


しかしふと見かけた掲示板にはこんな張り紙。
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JR貨物臨港線跡地整備事業説明会(見直し案について)の開催について
う~ん。どうやらここもそう長くはないようですね。
まあここまでの様子を見れば当然といったところでしょう。

ちなみに遊歩道に整備する計画らしいです。


キロポストもしっかり残っています。
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このあたりはホント手が加えられてないんですね。意外だなぁ。

少し進むと鉄橋までも残っていました。
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しかし制限高1.6mって低すぎじゃないですか?w
自転車通れないでしょw

これ鉄橋にする意味あるんですか?w


古びた橋台に歴史を感じます。
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よく見ると複線分の幅がありますが、かつて複線だった時代があったんでしょうか?
それとも複線化の計画だけだったのか…

はしごも残っています。へし折れてますが。
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こんなのも撤去してないんですねぇ。
ちょっと手前ではマンションまで建ってるのにw


面白い看板がありました。
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以下全文。
警 告
線路内の立入りは、鉄道事業(?)法で禁止
されており、列車運転上非常に危険ですか
ら昭和54年1月31日までに耕作を止めて
下さい。上記期日以後は放棄したものと
みなし、当方にて処分します。

昭和53年12月1日
神戸保線区長
神戸管材区長
神戸鉄道公安室長

簡単に言うと、「勝手に線路脇で野菜作ってんじゃねーよ」ってことですかw
この看板もよく残ってるなぁ。30年ものですよ。

さらに先にはまた鉄橋。
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こちらは制限高2.9m。ちゃんと車も通れます。

この先はしばらく線路脇は歩けません。
科学技術高校の裏手を、高度を上げつつ線路跡は抜けて行きます。

次に線路脇にたどり着いた時にはもう線路ははるか上。
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橋本架道橋。
この真下を阪神電鉄が走っていますが、地下なので勿論見た限りでは分かりません。

鉄橋は塗装が落ちて少し痛々しい状態です。
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よく見るとここも橋台は複線分。
一応確認してみると、橋台の竣工時期はどちらも同じでした。

建設時点で既に複線化の予定があったということになるんですかね。



ここまで距離は短いながら、なかなか見るものも多いです。

とりあえずここまでの遺構を簡単にまとめています。
Yahooワイワイマップ
位置関係の把握にどうぞ。


ここからも見所盛りだくさん!といいたいところですが、
実はこれがまたそうでもなかったりしますw




続く。