お出かけパスで日帰り旅行 その1 貨物新幹線計画の名残

まだまだ続く夏休みのお話。
九州編は長すぎました。2ヶ月ってアンタ。


8月26日に関西お出かけパスで出かけてきました。
その内容を順を追ってやっていきます。

多分全部で5回くらいで終わるかと…

でもこの後も神戸臨港線、高山遠征、山陰遠征、高砂線、青森・秋田遠征に横浜遠征、
で、この間の碓氷遠征と…まだまだてんこ盛りです。

1年くらいネタには困らないんじゃないかというような勢いですね。
いつ終わるんだろ。


さて本題。

旅の始まりはJR東海道線茨木駅
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普段なら始発で出るところを、朝霧を出たのは1時間遅れの午前6時。
どうも18きっぷと違って「お出かけパス」は気分が乗りません。

なんでかなぁ。乗り放題なのは一緒なのに。


茨城からは駅を出てまずは真っ直ぐ東へ。

1kmほど歩くと阪急の線路にぶつかります。
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帰りは距離の近いこっちからでもいいかもなぁ。

阪急の高架をくぐってからは、進路は南東へ。
適当に角を曲がり適当に進んでいきます。

2kmほど歩いたところ。見えてきました新幹線。
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今日の最初の目的地は新幹線沿線。

しばらく新幹線沿いを新大阪方面に進むと、線路上に建造物が見えてきます。
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未完成の高架のようなこの物体。
一説によると、驚くことに貨物新幹線計画の名残なんだとか。

今日の目的地、最初の一つです。


現在鳥飼基地の隣には大阪貨物ターミナル駅が存在しますが、
元々これは貨物新幹線大阪駅のために確保された用地。

そしてこの高架らしき建造物は、
東京方面からやってきた列車を直接その貨物駅に進入させるための設備なのだ、と。

これがこの遺構に対する簡単な解説です。


この計画が提唱されたのは新幹線計画が持ち上がるとほぼ同時。

結局その計画は実現することなく現在に至るわけです。
そんな新幹線黎明期の遺物が今も残る…
なんともロマン?ある話じゃないですか。


しかし(ソースにすんの恥ずかしいけど)Wikipediaによれば、
貨物新幹線計画は世界銀行から融資を引き出すためのポーズであり、
あくまで本気で建設しようとしたわけではない…とのこと。

ポーズだけでここまでやるか、という気もしますがねw

新大阪方から。
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う~ん、これだけのものを作っといて使わない、と言うのはなんとも勿体無い気もしないでもないですね。


しかし、立派なのはこれだけで前後は一切手付かずの状態にも見えます。
後々建設する、となったときに困らないように、
線路を跨ぐ部分だけ先に作っておこう、と言う計画だったんですかね。

まあ、ここさえ作っとけば後は列車を止めることなく工事は進みますもんね。


「ここから先は後で」ってことでしょうか。
小学生の宿題じゃねぇんだから、とも思いますがw


路盤の延長線上も一応土地は確保してあるようですが、
現在は駐車場などに転用されているようです。
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鳥飼基地横までやってきました。
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なんか改良工事の計画があるみたいですね。

フェンスの向こうにはN700系。
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地平に新幹線、ってなんか違和感あります。
新幹線=高架、みたいなイメージあるし。


とりあえず第1の目的地、未成線「貨物新幹線」の見物は終了。
次の目的地はすぐ近くです。




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続く。