火の国・九州を巡る旅 その20

この日のお宿は「ドリームにちりん」。
宮崎行きに乗り込むのは今日が初めてです。


なかなか寝付けないでいたんですが、
周りを見ていると案外乗客の動きがあるのに気が付きました。



この列車、宮崎への夜行列車というより、
博多から小倉方面への最終列車としての性格の方が強いようです。

まあ、いくら夏休みといえども、
わざわざ博多から夜行で宮崎まで乗りとおす人はそういないんでしょう。


小倉を過ぎ、座席を回転させたあたりから疲れのためにあっさり夢の中へ。

気がつけばもうそこは南宮崎
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危うく空港まで連れて行かれるところでしたw


留置線にはド派手な485系。
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そして真っ黄色のキハ40.
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ううん、実に九州らしい光景w


ふと時刻表を見ると、なんだか不思議な表示。
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にちりん(&ソニック)、別府(博多)行き。
…&ソニックって何? (博多)って何?
っていうかなんで括弧がけしてあるの?にちりん&ソニックじゃダメなの?

下のほうに謎の答えが。
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要するに九州新幹線の「リレーつばめ 新八代行き」や「つばめ 博多行き」と同じ要領なんですね。
同一ホーム乗り換えで接続してるから1本の電車みたいなもんだろ!
だから行き先まとめててもいいだろ!、とw 

なんだかそれでいいのか、という気がしないでも無いです。
まあわかりやすいっちゃ分かりやすい案内ですけどね。



志布志行きの列車が到着。
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まずは日南線乗り潰しのため志布志まで。


初乗車の区間なので車窓を見ておきたい、と思っていたんですが、
空調の関係か窓が完全に曇ってしまい、外が見えるような状況ではありません。


それでも何とか窓をこすったりして外を眺めていたんですが、
だんだんめんどくさくなったのに加え、3夜連続の座席夜行という無茶がたたって、あっという間に夢の中へ。


ふと気が付いて外を見ると、大堂津駅に到着したところでした。
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寝起きでぼんやりしていたんですが、
ふと見ると駅舎が目に入ったのでとりあえずカメラを取り出してシャッターを切りました。

もう本能ですねw


とりあえずここはどの辺だ、と時刻表をめくってみると、
ここは起点宮崎から52km地点。

もうとっくに日南線91.5kmの半分を超えています。


まあずいぶんと気分よく寝たもんだ…


さすがにこの居眠りは勿体無かったと思い、
なんとなく埋め合わせ…でも無いですが無駄に車窓を撮ってみたり。
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川は前日に雨でも降ったのか、茶色くにごっていました。
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のどかな風景ですね。
九州南部の盲腸ローカル線ということで指宿枕崎線と似た様なものなのかとも思っていたんですが、
あちらほど揺れがなかったので快適な車内でしたw


榎原駅
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なんとなく気に入ったので窓を開けてまで撮影。



福島高松駅
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この駅もすごく気に入りました。
何かすっごい「イイ」駅です。個人的にw

周囲には民家もろくに見当たりません。
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夜なんか降りてみたら怖いんだろうなぁ。

しかしこういう山の中をいく風景というのはちょっと意外でした。
日南線というとどうも海沿いばかりを走るというようなイメージがどこかにあったんですよね。


そろそろ終点かな…というあたりで車窓には海。
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遠くには港のような設備も見えます。
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あのフェリーは「さんふらわあ」とかいう…?
昔見たことあるような気が。


志布志って港町なんですね。




終点志布志まではもうすぐです。





続く。