火の国・九州を巡る旅 その1

8月。
我が家には1大イベントが待っていました。

それは弟のインターハイ出場。
競技を言っちゃうともう身元がばれるほどのレベルなので(自慢)
何で出場した、っていうのはいえませんが、とにかく素晴らしいことです。


今回のインターハイ、開催地は九州・佐賀。
家族総出での応援が早々に決定し、叔父や両親の祖母、
果ては地元にいる親父の古い友人まで巻き込んだ大応援団(最大8人w)が結成されたのでした。


そしてそれに乗じて自分の趣味の世界へ走ろうとするもの1名。
私です。


とりあえず九州行きまでの往復交通費は親持ち。
こんな機会でもなけりゃ九州なんてまず訪れません。
というわけで、インターハイ終了後に単独行動で周遊きっぷでの九州旅行がしたい、と提案。

条件付でOKをもらったのでした。


出発は8月の6日。
最初の目的地は九州ではなく四国。

周遊きっぷ利用の条件。
それは四国に住む祖母の荷物もちをし、両親と合流する岡山までつれてくること。


何せ祖母は御歳77歳。
昔から何度も神戸まで来てくれてはいるので
一人で岡山まで来れない、なんてことはまあありません。

が、年齢を考えると不安は不安。
やたらと荷物を作る人ですし、来るまでどんなトラブルがあるか分かりません。
そんなところに、とりあえず若くて元気で暇で鉄道マニアな私はもってこいだったのです。



そして午後2時。
私はいつもとは打って変わってでかくて重いカバンを持ち、
18きっぷを握りしめて朝霧駅に立っていました。


何せ今回の旅行は長丁場。
荷物は少なめにするよう心がけているんですが、
着替えや他もろもろを詰めると、普段のカバンでは収まりきりません。

というわけで階段下の収納からでっかい普段は使わないようなカバンを引っ張り出してきたんですが…


…これがなんとも重い。しかもデカイ。

仕方ないとはいえ非っ常~に邪魔でした。
あまりのカバンの邪魔さに、道中写真を撮る気すら失せてしまいました。

そんな荷物を持ちながら、改札をを通り18きっぷに3日目のハンコ。
そして普通電車に乗り込んで、まず明石で下車。

朝霧はこの時間窓口が開いていないため、
周遊きっぷ購入のためにはどこか別の駅で購入する必要があったのでした。

不便になったなぁ…朝霧。


早速窓口へ向かい、九州ゾーンの周遊きっぷが欲しいことを駅員さんに告げました。

…なんだか駅員さんの様子が変です。
動きは最初からキビキビと気分のいい応対なんですが、
時刻表の後ろをめくってみたり、後ろのロッカーから規則表みたいなのを引っ張り出してみたり、
果ては機械に対して何度も同じ動作を繰り返してみたり…

…どうやら周遊きっぷなんてめったにない注文に混乱しているようです。キビキビと。


今時こんなもの買う人はいないのかもしれませんね。
若い駅員さんでしたし、周遊きっぷの発券なんか初めてだったのかもしれません。


とりあえずたっぷり30分時間を掛け、ようやく希望のきっぷが出来上がりました。
長かったです。

まあ、さあ発券するぞという段階になって「学割で」とか言い出す自分にも責任の一旦はあったんですがw



ホームに上がると貨物列車の通過。
こういうときほとんどカメラは出さないんですが、
牽引機がEF210-901(試作機)だと気づいた時にはちょっと悔しかったです。


挙句反対ホームを駆け抜けていったのはEF200-1。
試作機にトップナンバーに…運がいいのか悪いのか。

明石からは新快速で姫路へ。


姫路で駅そばの新作、「冷やし駅そば」を食した後播州赤穂行きの新快速に乗り込み相生へ。

相生名物乗り換えダッシュを堪能し、へとへとになりつつ三原行きに乗車。
あまりの疲れに、瀬戸では検測車クモヤ443に出会うもカメラを出す気力も無し、みたいな状態でした。
…クモヤとは初遭遇だったんだけどなぁ。


岡山に着くころにはちょっぴり回復。ようやくこの日初撮影。
381系ゆったりやくも
イメージ 1
見るのは初めてですが、こんな色になっていくんですね。
前のグリーン系の色も結構好きだったけどなぁ。

跨線橋を渡り、瀬戸大橋線乗り場へ。
イメージ 2
予定ではこのまま倉敷へ向かい水島臨海鉄道を訪問、
岡山に戻ってから路面電車を乗り潰し、坂出で坂出港線の廃線跡を巡る…といった感じだったんですが、
準備の遅れで出発時間が遅れたのと、なれない荷物の重さにすっかり疲れ切ってしまい、
これらの予定は全て白紙撤回となりました。


だってしんどいねんもん。


マリンライナーは坂出まで利用。
坂出からは121系に乗り換え。
ふとドアを見ると、なんだか見慣れないものがついていました。
イメージ 3
半自動ドアボタン。
121系にこんなの付いてたっけ…?

確か121系と言えば、夏季と冬季は車内保温のためドアは手動、なんて車両だったと思うんですが。
イメージ 4
いつのまにやら改造されたようです。

いつの間に…全然知らんかった。


乗り込んだ列車は多度津行き。
多度津からは琴平行きに乗り換えて終点善通寺へ。


まず初日の行程が終了しました。


初回は九州一切関係なかったですね。しかも文章長ぇし。
いよいよ次回からは九州旅行ですw


続く。