紀州鉄道の旅 その9 西御坊~日の出紡績(廃線跡)

大和紡績廃線跡の次は、平成元年廃止の西御坊~日高川間の廃線跡へ。

終点は柵で囲われてしまっていますが、線路はまだ車止めの先へと続いています。
イメージ 1

イメージ 2


駅を出てすぐのところに立つ鉄塔。
イメージ 3
もしかして何らかの遺構でしょうか。
テレビアンテナが立っているので関係無いような気もしてしまいますが…


かつては小さい橋が掛かっていた様子。
イメージ 4
将来日高川港が整備される時に備えてそのままにしてある…
とよく説明される西御坊から日高川までの区間

しかしこういう状況を見るとそれは夢物語のように聞こえてしまいます。


廃線跡敷地は一応紀州鉄道の管理地。道路との境界には立入禁止の看板も立っています。
イメージ 5

イメージ 6
しかし地元の人にとっては半分自分の庭みたいなもののようで…
ところどころ物置代わりになってたりするようなところも。


色褪せきったといった感じの踏み切り標識。
イメージ 7
18年の月日は重いです。




途中線路上に鉄板が何枚かひいてありました。
イメージ 8
ガーター橋の上を歩きやすくするための処置のようです。
要するに普段から歩いてる人がいる、ということ。


まるで庭の一部のよう。
イメージ 9
完全に枕木は埋まってしまっています。
線路も出てるのは頭だけ。

自転車置き場になっていたりもします。
イメージ 10
ちなみにこのあたりもかつて駅があった場所。
ただし昭和16年廃止と相当に古い廃駅なので、遺構はほとんど見当たりません。

この区間の廃止時まではホーム跡が残っていたそうですけどね。

線路横に残るレンガ壁が唯一の名残だとか。
イメージ 11
日の出紡績工場跡だそうです。



距離にしてみれば極々わずかなこの区間
しかしかなり「濃い」廃線跡です。







続く。