終点からの徒歩連絡 目指せ最北端その9

新十津川駅からさらに終端方向を見てみます。
イメージ 1
かつてはこの先にまだ線路が…

とはいえまず車止めすら見えないような状況ですけど。

力強い筆文字で歓迎されています。
イメージ 2
ほほえましいように見えて、
そもそも地域の利用客がいないという現実が見て取れますね。

駅に、観光客に向けたメッセージしかないって、
本来はおかしかないですかね。

駅舎は小ぶり。
イメージ 3
煙突があるのが何とも風情があっていいですね。
もしかして、駅舎内に暖炉があるのかな。

しっかりと雪をかぶっている姿もまた。


列車は朝・昼・夕の3本だけ。
イメージ 4
何か用事があっても、列車乗り遅れたらもうアウツ…!

ちょっとまぁさすがに何と言っていいものか分かんなくなりますね。


ここへの到着は9:28。
折り返し9:41発まではわずかに13分しかありません。

13分間で見るもの全部見て折り返しに…

…乗りません。


実は札沼線新十津川駅函館本線滝川駅に至近なのです。
直線距離で3km程度。

盲腸線乗りつぶしは起点までまた戻らなくてはならないのが難点で、
ましてこの長距離を札幌まで戻るとなるとかなりの時間ロスになります。
ドローカルな路線ですから、速度も遅いですし。

しかしここで特急街道、函館本線エスケープ出来ればこれは大きい。
3km程度、歩けばすぐ。

行ったろうやないか!


というかまぁ、乗り換えできないところを乗り換えしちゃうってのが、
抜け道ルート的な感じで楽しいですよね。


まぁ、この選択、結構序盤で後悔するんですけど。
イメージ 5
道路にね、歩道がね…

いや、あるんだけど埋まってて。
誰も歩かない歩道って、新雪がそのままフカフカでね…

歩きにくいことこの上無し。

バスの時間ちゃんと調べるか、いっそタクシーにしておけばよかったと。


ちなみにこの先の石狩川を越える方の橋にはガチで歩道無くて泣きそうになりました。


橋の上から左手にはガーター橋。
イメージ 6
札沼線廃線区間でしょうか。

廃線からかなりたっているはずですが…
とはいえ撤去工事も大変ですよね。

北海道は冬季、工事しようにもなかなか。


おおよそ1時間で滝川駅に到着しました。
イメージ 7
札沼線も、滝川まで繋がってたら末端部の利用もまた違ったかもしれません。

とはいえ、石狩川に架橋する必要がありますからね。
不採算だから新十津川から先を廃線したのに、
そこから多大な投資をするか、っつーとさすがにちょっと。

末端区間って地図を見れば割と函館本線と近いんですよね。
函館本線側に駐車場の整備なり連絡の公共機関なりあれば、
札沼線はもう代替できるのかな、という気はします。

というかそういう状況だったからもう乗客も少ないのだろうし。


滝川から特急に。乗るのは逆方向ですが。
イメージ 8
オホーツクってこんな綴りなのか。
単純にローマ字表記しない特急って珍しい気もしますね。


雪の中の特急ってカッコいいですよね。
イメージ 9


オホーツクは激混み。大晦日なのに。
正直驚きました。

デッキに立ちっぱで深川まで。

短距離だからいいが、これで網走とかまでだったらキツイな。
まぁ、途中で降りるんだろうけども。



深川からは留萌本線
イメージ 10
キハ54に乗って行きます。


留萌駅で少し時間があったので外に。
イメージ 11
かつては羽幌線との分岐駅だったそうですね。
いい駅だなぁ。このちょっと大きい感じの地方駅って結構好きなんですよ。

ひとが居つつも寂れてる感じというか。


後部切り離し。
イメージ 12
ここから輸送量が下がるってことですよね。

旅行当時は話題に出てはいなかったと記憶していますが、
留萌から終点増毛までは平成28年末に廃線となりました。

ちょうど旅行時が話題に出始める直前くらいになりますかね。


確か沿線で雪崩による土砂崩れで事故が起きて、
それ以降時期になると雪崩の危険で運休もしてたんですよね。


輸送力も少ないからこそだったのだとは思いますが、
期間が来たら運休ってそれは公共交通としての体をなしていないですよね。

学休日とかの利用者の都合によって運休するならともかく、
運営者側の都合では…

対策に多大なる費用が必要なのは分かりますけどもね。
このあたり、どこまで誰が負担すべきなのか、難しいところだとは思います。



ローカル線にばかり乗ってると、
柄にもないこと考えちゃいますねぇ。



まだまだ寄り道は続きます。