野球と鉄道

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旧新橋停車場跡で開催中の企画展「野球と鉄道」を見てきました。

野球好き且つ鉄道好きの自分にとってはまさに盆と正月が同時に来たかのような企画展ですね!


まぁ、鉄道マン的には盆正月は最繁忙期なので、
それが同時に来るようなことがあったらただの地獄ではありますが。


そんな冗談はさておき。
入場料も無料の展示なのでどんなもんかな、と思いましたが、
いやいやこれがどうして。

もう端的に言うとめっちゃ面白かったです。

鉄道を切り口に野球の歴史を振り返るというのはなんだか意外な入り口な感もありますが、
現在でも西武・阪神が球団を保有している他、かつては南海・近鉄・阪急・国鉄西鉄等々、
プロ野球と鉄道は意外に密接なものでもあるんですね。

何より日本で初めての本格的野球チームを組織したのは、
国鉄鉄道省の前身、工部省の鉄道技師だというではありませんか。

日本最初の野球場は新橋停車場構内の一角に作られたとか。
思わぬところからも歴史は繋がっているんですねぇ…


幻の洲崎球場の復元模型や、
そこで行われた沢村栄治の登板する巨人とタイガースの優勝決定戦の試合映像は非常に興味深かったです。

今であれば勝利が決まればジェット風船でも飛ばすのが普通ですが、
当時は試合終了時に別のものを飛ばして(?)いました。

野球以外で今でもある習慣なのでそこまで突飛な行動でもないのですが…
さすがに「座布団」の舞う野球場というのは一種異様なものがありますw

大相撲かよ、とw



当時の新聞記事ではサヨナラや後攻の9回裏が無いことを示す「X」が「A」であったりするのも面白いところ。
「X」の筆記体を「a」と誤認したのが、いわゆるプラスアルファの語源であるとは聞いたことがありましたが、
実例を目にするとまた楽しいものがありますね。

いつごろから本来の「X」へと回帰していったのかなんてところもちょっと気になるところです。


無料なのにあそこまで楽しめるとは…
いい時間を過ごせました。