そこはかつての信越本線 紅葉の碓氷・足尾 その5

真っ赤なもみじを横目に見つつ、列車は峠の湯駅を発車します。
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ごとんごとんとポイントを越えれば、あぁ今まさにそこはかつての信越本線
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ちょっと感慨深いものがあります。

ただまぁ、ここはかつての下り線でして。
高崎起点の下り線というと、それは峠に向けて上っていく線路。

単純に日本の鉄道が左側通行原則なのからもわかりますが、
今現在の動き、現役時代から見れば逆走にあたりますw

まぁ、細かいことは置いておくこととしましょう。


線路際のススキを揺らしつつ、列車はゆっくりと峠を下ってゆきます。
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スピードは本当にのんびりしたもの。
やはりそれはこの急勾配ゆえなのでしょう。

急勾配というと登るのがきつい、と連想しがちなもの。
しかし鉄道においてはその摩擦力の低さから、
急勾配においては逆に下ることのほうがより厳しいのだそうです。


アプトの道を歩く人を見かけると、車内あちこちで手を振ってみたり。
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なんとなくその気持ちもわかる気がしました。
なんかこれ手を振りたくなる。

霧積川を渡るとき、ふと見ると目の前の橋梁に列車のシルエットが落ちていました。
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かつての下り列車からもこんな光景が見えていたのでしょうか。


ゆっくりゆっくりと列車はまるやまへ。
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丸山変電所跡は日が当たって綺麗でした。
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降りて写真を撮りたかったけど、せっかく乗った列車も惜しい。

結局列車の中から撮るという妥協策。
まぁ、これでいいのだ。


そして列車はぶんかむらへ到着。
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わずかわずかの碓氷線初乗車。

いつかこれがこの先もっと長くなることが果たしてあるのか。
楽しみに待っていたいと思います。

DLには区名札。
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かつてのものなのでしょうか。

とりあえず楽しかったです。
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まぁ、また乗ろうかというとそれもちょっと微妙な気もしますがw
延伸されたらまた乗りに来たいけど、
やっぱりここ(碓氷)は、のんびり歩いていくほうが好きかなー。



とりあえずトロッコ乗車料金にはぶんかむら入園料も含まれています。
せっかくだからちょっとだけ見ていくことにしました。





つづく