小学生に囲まれて   ちょっと変わった鉄道へ その1

微妙な天気の瀬野駅にて。
イメージ 1
とりあえず春の18きっぷ期限終了目前なので、
無理やりにでもちょっと出かけることにしたのでした。

改札を出て連絡通路を進みます。
イメージ 2
どうやら乗り換えの人は皆無。

角を曲がると目的の路線が目の前に。
イメージ 3
瀬野スカイレールみどり坂線

正式名称はスカイレールサービス広島短距離交通瀬野線と少々長ったらしい名前です。
みどり口-みどり中街-みどり中央の3駅、1.6kmを結ぶ新交通システム

山陽本線瀬野駅と、勾配地に作られたニュータウンを結んでいます。


新交通システム、なんて言ったりしましたが、
まぁ、実物はちょっとその言葉のイメージとは違った形のものですw

改札を通ったところにこんな貼り紙。
イメージ 4
朝には小学生専用列車なんてものが運行されているようです。

小学生専用列車は一般乗客の乗車が禁止。
逆に一般列車には小学生の乗車が禁止。完全に乗りわけを行っているわけですね。

そんなに小学生多いのかー、とのんきに構えていたら。
いざホームにいったらおるわおるわ小学生。

思わず一本見送りました。
イメージ 5
小さな車両が黄色い帽子でいっぱいです。

とりあえずここで初登場となりました。瀬野スカイレールの車両。
しょぼいです。
鉄道というか正直スキー場のゴンドラレベル。

しかしゴンドラと大きく違うのはその走行安定性。
ロープに吊られているだけのゴンドラと違い、
その車体は固定された鋼材軌道をしっかりと掴んでいるのです。

この軌道をしっかりと確保した上でワイヤーに牽引され進むのです。
ロープウェイとモノレールの合いの子、くらいのイメージですかね。


さて、とりあえず朝とは違い一般客も普通に乗れる時間帯ではありますが、
小学生と一緒に乗っちゃうのは正直あんまり気が進みません。

本数もまぁそこそこあるし、ちょっと見送ってから乗ろうかなぁ、と。
…思っていたらですよ。

1本見送っても2本見送っても3本見送ってもまるで数が減る気配がありません…

ちょっとこれ小学生多いな…と焦り始めたところに、引率の先生からどうぞ乗ってください、と一言。
いやいやいいですよ、と一度は言ってみたものの、
これからまだまだ終わらない、とのことなんで乗っちゃうことにしました。

というわけで瀬野スカイレール初乗車は自分以外小学生というなんとも異様な空間にw

まぁロリコンだったら大歓喜な場面だなぁ、とは思いました。
後ろの壁以外女の子に囲まれた。
あいにく自分はそっちの趣味はあんまり…

というか超肩身狭い。



終点みどり中央駅から。
イメージ 6
あっという間にかなりの距離を登ってきました。
ついさっきまでいたはずの瀬野駅ははるか眼下に。

ものすごいところにニュータウンを造成したものです。
実家も一世代前のニュータウンのような場所だったけど、ここまで地形は険しくなかったなぁ。


駅舎内にはニュータウンの地図もありました。
イメージ 7
高低差が描かれていないとホント駅すぐ近くのいい街なんですけど。

見る限り、もうちょっと軌道を奥まで伸ばしてもよかったのに、という印象も受けます。
せっかくなら街の最奥部まであってもいいような気も。

列車がガラガラで戻っていきます。
イメージ 8
後部標識灯が列車の証。
すべて列車は前後を明確にしなければこれを列車とすることは出来ませんからねw


下っていった列車は無人。登ってきた列車はまた黄色い帽子でいっぱい。
イメージ 9
雨の日だから、というのもあるのでしょうか。

まぁ肩身が狭かったは狭かったんですが、
ある意味この路線らしさを体感できた気がしてそれはそれでよかったように思います。



とりあえず戻ることにしましょうか。
イメージ 10






つづく