三木鉄道を歩く その５ 石野駅

下石野駅を後にして、畑の横を通りながらさらに先へ。

線路を右に見ながらひたすら歩きます。

古枕木が立てられた道。

踏み切りにせずに道を潰したようです。
何でわざわざ。

そのうち右手に駅舎が見えてきました。

駅舎が見えてもここから直接行く道はないので、大きく回り道しなければいけないのがめんどくさいところです。
畑の真ん中を突っ切って線路を横断すればすぐなんですが…ｗ

踏切から１枚。

なかなか年代物の駅のようですね。
見るからに古さが感じられます。

正面に回りこんできました。

これはなかなか味のある駅舎ですねぇ…

自転車が止まっているところを見ると、
一応利用者はいるようですね。

素朴な駅名板。

国鉄っぽい気がします。
まあ、私が１歳になる前に国鉄は解体されたのでその辺はよく知らんのですが。

窓口は板でふさがれています。

かつてはここで切符なんかも売ってたんですかねぇ…
想像つかないなぁ。
そんな空気は今全く無いもん。

改札を通ってホームに出たところ。

個人的にはこの駅でここが一番好きです。
もうピンポイントでここ。
屋根まわりの雰囲気が、まるで映画に出てきそうなくらいいい感じでした。

駅併設のトイレも、一体いつからあるのかといった雰囲気。

まあ、使用中止な訳ですが。
張り紙貼ってありました。

反対側から見る限り、おそらく汲み取り式。

いわゆるボットン便所ですね。
そりゃ使用中止になるわなｗ
わざわざ汲み取りに来てもらうのにもお金いるしｗ

もしかしたら大正５年の開業時からあるんじゃないでしょうかｗ

向かいにはホーム跡らしき盛り上がりも見えます。

ホームにしては短すぎる気もしますが…
何ですかねこれ。

駅名板。

これもまたいい感じ。

こうして駅全体を見ると、まるで映画のワンシーンみたいです。

そんなに田舎って訳でもないんですけどね…
神戸の隣だし。

石野駅、非常にいい雰囲気の駅なんですが
ここもまた消えてしまう運命にあります…

寂しいもんです。仕方のないことですが。
ここまで来る間に、どの駅にも利用者がいませんでしたしね…
時間が合わないにしても人が少なすぎです。

これではホントどうしようもありませんよ。

そんなことを考えながら、再び田園地帯を進みます。

続く。