かんけさんといっしょ(だったらしい)その２ (春の大遠征２６)

目が覚めて外を見ると、そこは既に大糸線内。
ムーンライト信州に乗るのはこれで３度目ですが、松本以遠の乗車は初めてです。

と言ってもまだ日の出前。
景色は見えないこともないですが、好奇心より眠気の方が強かったです。

ぼんやりとまどろみながら白馬到着。
かんけさんが降り際に咳払いするって言ってたのを思いだし、しばし周囲の音に集中。

しかし咳払いは聞こえず。
なんとなく自分も咳払いしてみましたが当然ながら反応はなく。

何かむなしい。

三角屋根が素敵な白馬駅駅舎。　メッチャ寒い。

もう１５年ぶりくらいになるんですかねぇ…
昔々に家族で一度白馬にスキー旅行したことがありまして。
それも今やなつかしの「シュプール号」ですよｗ　まあほとんど覚えてないんですけどね。

それでも来てみればなんか懐かしいもんでもあるんじゃないかな、
と淡い期待を抱いてはいたんですが、まあものの見事に何も無し。

ちょっと残念でした。

まあそんなことは置いといて。
そろそろ朝食の調達に走らなければいけません。

この先南小谷を過ぎてしまえば後は糸魚川(９時ごろ到着予定)まで何も無し。
糸魚川でも乗り継ぎ時間はわずかなため、現実に食料入手可能なのは恐らく直江津(１０時前到着予定)
出来るだけ早いうちに食料を確保しておきたいところです。

…が、駅前、その周辺には何も無し。
コンビニの一軒ぐらいあると踏んでいたのに…

マクドナルドはあるものの、開店前。
大体開いてたところで朝からハンバーガーなんぞ食えん。

しょんぼりして駅に帰還。
ムーンライトは停車中したままでした。

折り返しの時間までここにいるんでしょうか？

南小谷行きを待つ間、あまりに暇だったので撮影した白馬駅構内。

わずかに雪が残っているだけですが、
この冬の暖冬に慣らされていた体には厳しい寒さです。

ちなみにこの間に携帯から更新もしてます。
暇さ加減がうかがえますｗ

南小谷行き到着。

短距離なので着席は諦めて立つ事にしました。
運転席付近には「それらしき臭い」のする方々が集結ｗ
なんとなく居心地悪し。

南小谷到着。

もうちょっと栄えてる駅かと思ったら、山の中のローカル駅。
これはコンビニは期待できなさそう…と思いつつも周囲を探索することに。

少し歩いて周りましたが、コンビニの気配すらなく。
唯一公民館(？に併設の食堂が「営業中」の看板を挙げていましたが、
明らかに営業中ではなかったのでがっかり。というかちゃんと閉めとけ。

一応駅前にラーメン屋がありましたが、これもまだ開店しておらず。
まあ朝からラーメンなんて食べれませんけど。

白馬と南小谷がこんなに何もないとは思わなかった…
今までＭＬ信州は松本(駅前にコンビニが３件と松屋まである)で降りてたので、
食料に関しては不便さを感じたことがなかったんですが…　今回は完全に失敗です。

仕方ないので姫川沿いにＵターン。

かつて大氾濫によって大糸線を寸断したこの川。
ちょっと川原に目をやれば、そこには馬鹿でかい岩がゴロゴロしています。

大変なところに線路通してんだなぁ…

駅に戻ると待合室は人で一杯。
コタツはおろか、ベンチすら開いていませんでした。

仕方ないのでしばし立ちっぱ。
ここにいる周りの中の誰かがかんけさんなんだなぁ、と思うと、なんだか不思議な感じでした。

ちょっとキョロキョロして周りを観察してみたりｗ
あの眼鏡がそうか？あのニット帽か？それとも意表を突いてあのオッサンか？
いやいやもしかしたらあのカップルの片方かも…　と駆け巡る妄想。正直不審人物ですｗ

まあくだらないことを考えていても仕方ないです。
実際片っ端から声でもかけない限りどれがかんけさんだか分かんないし。

そうこうするうちにそろそろ糸魚川行き到着の時間。
さすがに白馬から立ちっぱでしんどかったので、席確保のために列に並んで待つことに。

なのでキハ５２は横顔だけ。

ちなみに反対ホームではマニアさん方が集合して撮影会状態でした。
俺も元気なら向こうに居たんだけどねぇ。足痛いし。お腹空いたし。仕方ない。

並んだ甲斐あってドア横の席を確保。
窓から景色を見ているつもりでしたが、
車内がほぼ満員のためガラスが曇ってしまうので、もう諦めて爆睡。

夜行快速から乗り継いだ時は大体こんなもんです。

時折外を見ると雪が舞い始めていました。
２年前の旅行で、雪で予定変更した経験があるのでちょっと不安。

そんな不安をよそに、列車は何事もなく糸魚川到着。

ここでかんけさんとはお別れとなります。

お別れも何も、そもそも会ってないですけどｗ

ここからは北陸本線でさらに北上し、直江津へ。
直江津からは信越線へ入ります。

続く。