お出かけパスで日帰り旅行 その6 五新線遺構Ⅲ

堤防に上がって遺構を眺めてみました。
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もうホントにここで途切れちゃってますね。
一応最後の橋脚から一段降りたところにも土地境界票がありました。

川には橋も掛かっていたことがある、と聞いていたんですが、
どうも堤防あたりは大改修を受けているようで、遺構は何もない様子。

真っ直ぐ伸びてくとあのへんかなぁ。何にもねぇなぁ。
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と現地では思っていたんですが、
後々調べてみると、対岸の一部こんもりした部分(黄色矢印)がどうも盛土だったようで。

事前の下調べも必要ですなぁ…

ちなみに現場の航空写真を見ると五新線跡はよく分かります。
参考:Yahooわいわいマップ
まあこれだと細かい写真があるのが五条周辺のみなのがアレなんですけども。
バス道になるあたりからははっきり見えません。

ちょーっと役立たずやねぇ。使ってて言うのもアレやけど。

ちなみにGoogleだともっとアレです。
遺構全体白く雲かなんかかかってますもん…

いくらなんでもこの写真はないわ…というような。


話がそれました。

終端付近はどこか趣のある町並みが残っています。
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その向こうに見えるコンクリの遺構。
なんか不思議な光景です。


アーチ橋に沿って戻ることにしました。
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またもしつこいほどに建ち並ぶ土地境界票。
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まあいらなくなったから引っこ抜くってわけにもいかないんでしょうけど。

でもこれだけ残ってるのはやっぱ不思議ですね。


国道を横断し、アーチ橋の五条側の終端まで来ました。
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上に上がるにはどこかから迂回しなきゃいけないかな、と心配していましたが、
ちゃんと上に上がる道(?)がありました。

こんなところにまで土地境界票(黄色矢印)が立っています。

道を上がる途中で振り返ったところ。
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すごい民家ギリギリですね。
もし鉄道が走っていたら、この辺は相当うるさかっただろうなぁ。
近くに国道もあるし。

アーチ橋の上部。
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雑草だらけです。
でもまあ、夏の盛り(8月26日)ということを考えると、むしろおとなしい方なのかもしれませんが。
手入れがされてるのかもしれませんね


手すりらしきものは保線のための通路も兼ねて設置されてるみたいですね。
最初は飾りなのかと思っていました。

しかしこの通路も本来の用途で使われることはなかった、と。
なんというかどこみても通常の廃線跡より悲しいですね。


廃線跡そのものも寂しかったり悲しかったりしますが、
未成線跡、となるとまた事情が違ってくる気がします。


入り口には申し訳程度のゲート。
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一瞬突破してやろうかとも思いましたが、
民家も近いし国道からもよく見えるのでやめとくことにしました。

こんなくだらないことでお縄はごめんだ。


振り返るとそのまま先に線路跡が続いているのがすぐに分かりました。
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世が世なら、目の前は踏み切りだっただろうに…

白い砂利が印象的な線路跡。
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もう線路跡とは言われないと分かりませんね。

このあたりから土地境界票は全く見られなくなりました。
さっきまではあれだけしつこくあったのに…

見落としているにしても不思議な感じでした。


道なりに進んできたんですが、どうも道の形が変。
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と、いうことはこの辺が合流地点ですかねぇ。

道自体はその少し先で線路に再接近していましたが。
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線路跡とはちょっと道の形が違うと思うんですよね。
多分この写真のちょっと手前あたりが合流地点でしょう。
航空写真でもそんな感じです。


とりあえず目的のアーチ橋も見たし、
今日はこの辺にして帰ることにしました。

後から見るとすっげぇやる気ないですね。
もうちょっと見て帰ればいいのに…







続く。