琴電廃線跡の旅 その1 塩江線

レトロ列車の写真も撮ったので、ここからはまた別目的の旅。
まずは一旦高松築港へ戻ってきました。


自動改札はICカード専用。
イメージ 1
…なんかそれおかしくない?
切符は昔ながらの有人改札でハサミを入れてもらうようになっています。

なんというギャップ。


仏生山到着。
ホーム横には留置線があり、電車が並んでいます。
イメージ 2


駅前の周辺地図。
イメージ 3
駅から左に延びる道に、「ガソリン道」の文字。

この道はかつての廃線跡だったそうで、
ガソリンカーで運行されていたことから今も廃線跡がこの名前で呼ばれています。


この鉄道は元々、1929年に塩江温泉鉄道という名でスタートした全長16.1kmの鉄路です。
経営難で親会社の琴電に吸収合併され琴電塩江線となり、
その後戦中に不要不急路線とみなされて廃線となりました。

今から60年以上前に廃止された鉄路です。


走っていた車両が片側だけボギー台車を使った3軸車だったとか、
しかもその車両は廃止後電車となって中国に送られたとか、
廃止前にはこの苦しい状況の中貴重なガソリンを使って温泉遊びとは何事だ、と叩かれたとか…
色々逸話の残る鉄道でもあったようです。


とりあえず16kmを往復するのは到底無理な話なので、
行ける所まで行ってみようというなんとも無計画なスタートです。

スタート地点は仏生山駅端の留置線。
イメージ 4
この留置線が真っ直ぐ延びていたようです。
確かにそんな感じありますね。


しかしさすがに60年。
イメージ 5
なーんにも残ってる気配がありません…
完全にフツーの道路です。


これはかつての電柱の跡では?!
イメージ 6
仮にそうだったとしても塩江線のものとは考えがたいでーす…


というか歩道が無いから歩きづらい…
イメージ 7
自転車でもあればもっと楽なんですけど。


10分ちょっと歩いて来ましたが、ここまで遺構らしきもの何もなし。
イメージ 8
さすがにしんどいのと、
天気も悪くなってきたのでここらでやめにして引き返すことにしました。


結局何も見てないに等しい廃線跡歩きですね…

橋の跡でも残ってないかと川や小さな水路を越えるたびに下を覗き込んだんですが、何にもありませんでした。


とりあえずは夏にまたリベンジしようと思ってます。チャリか車で。



仏生山に戻ってしばし構内をうろうろ。

デカ形1。
イメージ 9
1度でいいから動くところを見てみたいもんです。


明日運転予定の長尾線旧型車両。
イメージ 10
正直、今回志度線30形以外は興味無しでした。


琴平行きに乗り込んで、一路琴平へ。
イメージ 11






次回はまた別の廃線跡



続く。