車掌車の駅 目指せ最北端その8

旅行4日目の朝。
札幌駅に早くから出て来ています。
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まだ711系がいた頃。

早くから、とはいえ始発ではないんですけどね。

行きたい路線があったものですから。


赤い電車に乗って行きたいところではあるのですが、
こちらの721系に乗って行きます。
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とはいえ、こっちも結構好きなんですけどね。

車窓には日の出。
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日付は12月31日。
今年最後の日が昇ってゆきます。


石狩当別からは単行のキハ40に。
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この日最初に乗りつぶすのは札沼線
途中の北海道医療大学駅までは電化もされ、学園都市線の愛称で呼ばれています。

一方ここから先の非電化区間は一気に本数が減り、
終点の新十津川まで行く列車は1日わずか3往復(旅行当時)。
物凄い格差です。


元々は札幌から留萌本線石狩沼田までを結んでいた路線。
路線名称にのみ名残が残ります。
しかし途中の新十津川~石狩沼田間が廃止されてから、
もう40年以上。相当の年月が経過しています。

当時でさえ1日3往復というのはさすがに鉄道としての輸送特性を放棄したに等しく、
もはや風前の灯といっても過言ではない風情。

早めに乗っとこう、と思ったのです。


2018年現在では末端部は1日朝の1往復のみ。
JR北海道単独では維持が出来ない、バス転換が望ましいとまで表明されました。

これはもはや…

この辺はまぁ、ここでコメントするのは差し控えようかと思いますが。
旅行記ですので…。

途中、石狩金沢駅では元車掌車の駅舎。
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車掌車利用の駅舎っていいですよね。

貨車利用よりなんか好きです。
たぶんライトとデッキがついてるからっていう程度の大した理由じゃないですけど。

耐用年数の問題もあり、
急速に数を減らしつつあるというこのスタイルの駅。

この厳しい環境下ですからね。
いつまでもつか。

中小屋駅にも車掌車駅舎。
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横に倉庫らしき設備が追加されてるのがいいですね。

ただ下回り外して置いた、だけじゃない感じがとてもいいです。
保存車両は手を入れられるとガッカリしますが、
こういう駅舎は利用しようという意思が見える方が嬉しいですね。


石狩月形駅で行き違い待ち。
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ちょっと外に出て来たり。

構内踏切から。
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線路内に立ち入らないで、と言われましても、
一面真っ白でどこが線路だか分かんないくらいの勢いです。
さすがは北の大地。

駅舎も氷柱がすごいなぁ。
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氷柱が出来る、ってことは建物が生きてるってことではあるんだろうけど。


行き違い列車が雪煙を巻き上げながらの到着です。
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めっちゃカッコええ。


ここから降りてどこへ行くというんだろうというような駅も。
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駅の周り、雪山なんですが…

それでもしかし、晴れた日の雪国は実に美しいですね。
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車窓に見るだけなら、これほど素晴らしいものもなかなかない。

ここで暮らすとなると大変だろうけども。


もはやどこが道路か分からんよ。
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街灯もないし、車で駅に来るのも一苦労だな。
夜とかもうどうすればいいのか。


ひとまずは終点、新十津川に到着です。
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さぁここからまだ大変だ。





つづく