2015年シーズン振り返り(観戦試合メイン) 9・10月

前半戦の好調はなんだったのか。
気が付けば下の方をうろうろ。
2015年シーズン最後の一か月。
一応10月の2試合もまとめてしまいます。

観戦は8試合。
うち1軍5試合、ファームが3試合でした。

9月最初の3連戦はナゴヤでの中日戦。
初戦、山口が序盤から援護をもらうも、5回5失点のイマイチな内容…
それでもリリーフが踏ん張り、9回にようやくクリンアップで1点をもぎ取ると、最後は山﨑が締め。

2戦目は三浦が7回1失点の好投。
三上、エレラが後を継ぎ、最後は今日も山﨑が締め、のはずが。
9回、2死満塁のピンチで代打藤井の打球は無情にも三遊間を破るタイムリーヒット
3塁ランナーが生還し、同点のランナーもホームへ向かったところ、
レフト乙坂の好返球、キャッチャー嶺井の見事なブロックでタッチアウト!

完全にあわや、といった試合でした。
というか、コリジョンルール導入の2016年シーズンなら同点のプレーではありますね…


これでこのカードの勝ち越し、さらには中日戦の今季勝ち越しを決めました。
しかし3戦目、石田からの継投の須田が誤算に。3連勝とはなりません。

横浜へ帰っての読売戦。
初戦、8回にビッグイニングで試合をひっくり返し、満を持して登板の山﨑で締め、のはずが、
まさかの同点タイムリーを浴び、急遽登板の三上もしのげず勝ち越しタイムリーを浴びてしまいます。

まさかまさか、の展開で痛い敗戦。
山﨑は初めてのセーブ失敗。
疲労は明白で、ストッパー降格も一部で報じられるような状況でした。、

続く2戦目。観戦試合でした。
先発は砂田。
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初回荒波のソロ、3回には梶谷2ラン、ロペスのソロで援護をもらい、
4回までは快調に飛ばしていきます。

しかし5回、ランナーを2人置いて、代打ルーキーの岡本に3ランを被弾…
うーむ。将来有望な打者だな…。

6回は三者凡退阿部三振。
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ひどいスイングだ。

7回にはランナー一塁から大田に長打を打たれるも、
見事な中継プレーでホームでランナー長野タッチアウト!

その裏、2死2塁から内村が貴重な貴重なタイムリーで追加点!
さらに筒香も続いてリードを3点に広げ、
あとは2イニング。

8回は三上が暴投で1点を失うも、まだリードは2点。
最後9回は、エレラ、のはずでした。

しかしマウンドには長田。


試合中はもちろん情報はありませんでしたが、
投球練習中にエレラにアクシデントが発生。

急遽登板の長田、先頭阿部に四球を与えてしまうと、
長野は打ち取るも代打高橋ヨシノブにヒットで1,3塁。

ここで高橋に代えて代走の鈴木尚が当たり前のように盗塁を決める厭らしさといったら…
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同点のランナーが2塁。
そして大田にタイムリーを浴び1点差、同点のランナー鈴木が3塁に…!

ここでチームを救ったのは須田でした。
もはや大きなフライすら許されぬこの場面。

アンダーソンに対してまずインサイド真っ直ぐで1ストライク。
2球目もインサイド、空振りで追い込みました。
3球目も内角、外れてボール。4球目が逆球、外にいったボールをファール。

5球目も内角、空振り三振!強気のピッチングですねー。
この場面でそんな内ばかりで大丈夫なのか、とハラハラしてしまいました。

2死として堂上に対し、初球すごくいいコースに投げ込んだかに見えましたがボール。
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2球目空振りを奪い、3球目、これもまた逆球ながらいいところに決まったかに見えますがボール。
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4球目ファールを打たせ追い込むと、5球目にこのボール!
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これも、ボール…!

フルカウントとなって6球目は、悲鳴と共にライトポール際!
かろうじてファールとなり、球場は安堵のため息に包まれます。

もはやたまらず声を上げる横浜ファン。
須田への後押しとばかりに大声援と大きな拍手が球場を包み、攻撃中の読売応援歌が小さく聞こえるほど。

6球目もファールとし、7球目、外のボールを泳がせてセンターフライ!
リリーフ崩壊の危機を、崖っぷちギリギリで須田が救ってつかんだ勝ち星。
大声援のスタジアムはただただ、感動的でした。

ヒーローインタビューは見なかったのですが、
ナイスピッチングの須田が2年ぶりにお立ち台に上り、
「ヤスをヤスませる」と渾身の一発ギャグを放ったとか放たないとか。

まだまだここから。巻き返していきたい。
そんな流れだったのですが、この後3戦連続で雨天中止。
流れに文字通り水を差されたか、ヤクルトに負けた後読売に2連敗で3連敗。
再びヤクルトの2連戦も、投手戦の末岡島がサヨナラヒットで4連敗。
さらに雨天中止でデビューが流されていた秘密兵器ビロウがここでようやくお披露目されるも、
2回持たず四球5を放り出すなど大炎上。

秘密のままの方が幸せだったかもしれません。


連敗が止まったのはここから横浜2試合、広島2試合、横浜2試合、神宮の移動日なし7連戦の初戦、阪神戦。
同点の8回裏、ワイルドピッチで梶谷が2塁から帰ってくるスーパープレーで勝ち越し点をもぎ取ると、
セーブ失敗以来の登板となった山﨑が見事締めて連敗ストップ!

続く試合も乱打戦を制し、この月頭の中日戦以来の連勝。
さらに広島に移動してのカープ戦も打線が終盤奮起。もはやいつ以来だかわからない3連勝!
…前半戦最後の読売3タテ以来、か?

この間、ファームの試合を見に行っていました。
19日、利府での楽天戦。
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延長11回、四球で作ったチャンスに松本啓二朗イムリーで見事勝利。

楽天、八百板とか大坂谷とかかわった苗字が多かったのが印象的です。

連勝を続けていきたかった1軍でしたが、
21日の広島戦では初回にリードをもらった山口が、
自らのエラーも絡んで同点に追いつかれ、終盤に力尽くという何とも残念な内容で連勝ストップ。

山口のフィールディングなんとかなんねぇかな…
ちょっとなんか近年守備ド下手じゃないですかね。昔からこんなんだったけかな。

横浜に帰っての中日戦は打線が爆発し見事勝利。
見に行けばよかったかなぁ、と思いつつジャイアンツ球場での2軍戦を見ていました。
3番スタメンの多村が初回打席に立って即交代してたり、
先発モスコーソが2回途中打球が直撃して、マウンドで笑ってるから大丈夫なのかな、と思ったらあっさり降板したり。

CS秘密兵器だったはずの内海が3回KOされてたり。
キューバの至宝セペタが村田の代打で登場して凡退したり、
9回相手の守備固めにライト金城が現れてちょっとしみじみした気分になったり。

無失点リレーでリードしてた試合は終盤アトリがぶち壊しました。
正直、もうこれでダメだろうな、と思ってしまう秋口の2軍での炎上…

逆転負けで読売2軍のイースタン優勝が決まり、
2軍とはいえ胴上げを見せつけられる屈辱の試合でした。
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悔しいなぁ。

しかしこの試合、今思い返すとあぁ、こんな人が、的な。
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松本竜也と…


まぁ、なんというか、ね…

さて。
今季相性のいい中日に連勝して流れに乗りたい1軍はネイラーが打てず。連勝もならず。

7連戦しめくくりは観戦試合でした。
神宮ヤクルト戦。ライアン小川と石田の投げ合い。

初回、ランナーひとりおいて山田哲人
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レフトポール際にぶち込まれる先制の2ラン…

春先の絶不調山田が懐かしいです…
なんか神宮来たら山田のHRばっか見てねぇか…

4回にも山田哲人
またもレフトポール際に上がったさっきと同じような打球。
これが落ちてこない落ちてこない落ちてこない…
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やーめーろーよー。

結局なんか山田にやられた感じで負け。
神宮来るたび負けてる… 

一日あけて中日戦。
この試合は中日谷繁兼任監督の現役最終試合となりました。
最後にわがままを言いたい、と、
そしてかつての本拠地横浜で、異例のビジターでの現役最終試合。

3021試合。日本プロ野球史上最も多くの試合に出場した選手の最後の試合。
その瞬間に立ち会えたことは、何とも幸せなことだと思います。

試合は監督の最後に花を飾るべく、終始中日ペース。
横浜は終盤8回、内野ゴロの間に1点を返すのがやっと。

しかし9回裏。
最後を締めるべく登板した浅尾の初球を筒香がぶち込みまずは同点。

ロペスはレフトフライに倒れるも、
バルディリスの打球がレフトスタンドに突き刺さり、サヨナラHR!
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嬉しいのは嬉しいんですが、
なんかこう、喜んじゃっていいのかな、的な気分になったのも事実ですw

両チームでの胴上げ。
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おつかれさまでした。

場内をかつての応援歌が響く中一周し、次々とボールを投げ込んでいく谷繁。
ビジターファンに投げ込んだ数の方が多かった気がしますが、いいんだろうかw

その翌日は戸田でファーム観戦。
チケット完売だったので土手観戦でした。
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いいのか、これ。

ヤクルトは由規、八木、七條、土肥、赤川、古野と、
この後半分(由規・七條・赤川)が戦力外になる、なんとも秋風を感じるリレー。
横浜が柿田、田中、加賀のリレーなのとは対照的ですね…。

試合は柿田が6回4失点と正直イマイチな内容も、
打線が終盤爆発し10-4の大勝。
結局2軍は7試合見て6勝1敗と大きく勝ち越し。負けてるイメージが無いです。


ひとまず劇的勝利で何とか最下位を脱出し、
5位の座を死守したい1軍。

しかし広島戦で投手陣が炎上。
雄馬がプロ初HRを放つも焼け石に水でした。
雄馬、戸田でも一発打ってたんですよね。2試合連続弾ですねー。

さらに9月最後の阪神戦では同点の9回、
振り逃げ、バントエラー、パスボールとノーヒット3凡プレーでサヨナラ勝利をプレゼント。

ちょっと酷すぎましたよね。この試合は。

それでも2つ勝てば、まだ最下位脱出の望みは残る状況。
雨で1試合を流したため、2連戦観戦が可能になりました。

が、これがまぁ、見てて辛かったー。
2回にロペスのソロで先制するも、4回、投手の石田に打球が当たって2者生還の逆転タイムリー…

何とか追いつきたいところでしたが、9回に満塁のピンチから荒波が打球をこぼして重すぎる2点で終戦
高橋尚成の胴上げ見るのがすげー複雑な気分でした。
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そして今季最終戦。先発は三浦。
試合は梶谷のHRや筒香の2発など一発攻勢で5点をあげるも、
投手陣がそれ以上とられる展開で最後まで主導権は握れず。

満員の観客が見守る中、この敗戦で横浜DeNAの2015年シーズンは最下位で終わることとなってしまいました。
試合展開もしんどいし、近くに座っていた巨人ファンの一人がめっさ音痴だったのがしんどかった…
リズム感覚ゼロなんだもん…

気持ちよく応援歌歌ってるけど、何をどうしたらそんなにズレるのかってくらいズレてた…






前半戦、首位。
とはいえこうして振り返ると、優位に戦えていたのは5月まで、でしたね。
その5月も7連敗あったりしたしなぁ。

まぁ、落としちゃいけない試合を落とす数が終盤増えていましたね。
先発が長い回持たず、リリーフが踏ん張りきれない。

そんな言うほど投手陣ダメかっつーとそうでもないとは思うんですけども。
先発がもうちょっと長いイニング投げてたら一気に変わったんじゃないか、とは思うのです。

怪我人がねー。
ローテーション投手がなんだかんだ離脱しましたもんね。
規定投球回到達者がゼロ、という散々たる結果に…

リリーフに負担がかかってそりゃどっかで崩れますわな、というか。

打線もね。
梶谷が、もうちょっとシーズン通して元気ならなぁ。

梶谷筒香に離脱期間があったのもキツかったですね。
序盤は代役がそこで大活躍!なんて場面もありましたが、
なかなかそんなのは続かないので…

2016年もいきなり梶谷が離脱してしまいましたが、
この主軸2人には出来るだけ怪我無く1年過ごしてほしいですね。

あとロペスもね。
ロペスが来て初めて一塁手の守備が上手いというのがどういうことか理解できました。

送球がそれてもなーんてことなく捌くもんな。
あれは現地で見ないとなかなかわかりませんねー。


監督変わって、いろんなものも変わっていくのだとは思います。
結果はまぁ、出なかったということになるのでしょうけども。
中畑采配、嫌いではなかったなー…。

例えば最終戦、先発を三浦にしたあたりとかね。
ローテーションだったら井納だったと思うんですけども。

そこにあえての、三浦。
本拠地最終戦ですからね。次代のエース井納でもいいだろと個人的には思いますけど。

でも、三浦で勝てればそりゃ気持ちいいですよ。

ハマるとめっちゃ気持ちいいんですよね。中畑采配。
そこで決まればカッコいい、ってことをよくやるイメージがあります。


悪く言えば「それで勝てれば理想的なんですけどねぇ」なんですが。


球団の身売り報道が出て、それが決裂してとりあえずのTBSの1年。
そしてクソみたいな最終戦を終えてまた身売り報道が出て、会社は決まったけど工藤監督が直前で決裂して。

どうなるのか、と思いましたよね。ホント。
そしてやってきたのがキヨシだった。

まぁ、中畑かよ、とは思いましたよねw
キャンプ初日からインフルリタイアするしねw
スローガンの「熱いぜ!」って体温かよ、ってねw

4年でこんな感じになるとは想像もしてなかったな。
球場であれだけ監督の背番号入りユニフォームを見かけるってのは、なんだかんだすごいことだと思いますよ。

過去の監督でファンがユニ着てるようなヒト、いたか?とw

いいヒトだったと思いますね。
いい監督だったかどうかはまぁ、アレですけどw
勝ってナンボの商売ですから、ね。

まぁでも、近いうちにね。
前監督、つってまだ横浜との縁が深いうちにね。

秋に一緒に喜べたらいいなぁ、って思います。



監督変わって、いよいよ開幕。
どんな野球を見せてくれるでしょうか。